職場の女性事務員と賭けをしました。
日本アスファルト合材協会と言う、舗装のアスファルト合材を製造する企業が会員になっている団体が、年に4回、三か月に一度発行している機関誌の表紙に、どちらの投稿写真が載るか、というものです。
4月発行分の締め切りは1月末で、「過去の冊子を見ても、4月発行の冊子だから春の写真が良さそうだ」というところまでは気が付いて、それぞれ手持ちの春の写真を投稿したのです。
ただの勝負では面白くないので、どちらかが掲載された場合、負けた方はオフィス全員にケーキをごちそうする、というペナルティをお互いに課しました。
「採用になったらメールくらい来るよね」と言っていたのですが、事務局からは全くの音沙汰なし。
「これは二人とも落選だな、よし、ドロー」と行った時に、女性事務員宛に封書が一通届いて、中を開けてみると、今月号の冊子が一冊と、「写真を採用させていただきました」というお知らせの通知が一枚入っています。
「こ、これ、私が当選!? あ、本当だ。これ、私が送った写真です!」
彼女がご主人と青森県を旅した時に、弘前城公園で撮影したサクラの写真が堂々と表紙を飾っています。
「な、なにーっ!やられたー」
なんと写真対決は私の負け。
ペナルティとして、私も含めてオフィスの8人分のケーキを買わされる羽目になりました。
しかも「ついでに、十勝フェアで蹄鉄の形をしたクッキーもあったので買っちゃいました(笑)」と、知らないうちにおねだり作戦も展開されていました。
カメラがスマホ中心になってしまうと、質の高い風景写真ってなかなか撮ることもありません。
こういった写真の募集って、案外あるものですね。
単なる記録写真にとどまらず、改めて良い風景写真を撮るように心がけてみましょうか。