北海道の春の楽しみの一つが山菜取り。
四月も半ばを過ぎて、そろそろ行者ニンニクの季節となりました。
野遊び友達の友人が行者ニンニク採りに行くというので、頼み込んで一緒に連れて行ってもらいました。
札幌から車で1時間ちょっとの山は、小さな沢筋がたくさんあって、その沢ごとに斜面を上り下りしては、行者ニンニクを探します。
私などはアマチュアなので、眼力も乏しく、がつがつ行ける体力もないので、そこそこの成果だったのですが、それでも知らず知らずのうちにポリ袋二つくらいにはなって、思いのほかの収穫でした。
始めてから二時間くらいで、もう獲れすぎたくらいに思えたので道を戻ることにしましたが、そういう時に限って、目の前に行者ニンニクが現れます。
こういうときは、採らないと山菜の神様に叱られるので、心の中でお礼を言いながら採りましょう。
さて、それぞれ山菜取りを楽しんだ後は、昼前に集合してリーダー格の友人がジンギスカンの用意をしてくれました。
もちろん、ジンギスカンには取れたての行者ニンニクを放り込んで、参加者全員でバクバクいただきます。
道民は、ジンギスカンと行者ニンニクのゴールデンユニットで、ようやく春を感じ始めるのです。
行者ニンニクのちょっとピリ辛な風味が、極上のジンギスカンのたれとマッチして、美味しかった!
今日の収穫はスーパーのポリ袋で二つほど。家に帰ってから、ハカマを取って葉についた木の葉っぱなどを落とすのが手間とはいえ、重さを量ると2kgほどあって、自家消費では十分な量が取れました。
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帰りがけに厚真町で有名な厚真のジンギスカンを買って、家ではお昼に続いて夜も行者ニンニク付きのジンギスカンにして、妻と食べました。
我が家にもようやく山からの贈り物で春が訪れたようです。
【美味しいわー】