大掃除というけれど、その本質は「大片付け」に違いありません。
ちらかったままの本や机の上の有象無象、やりかけのフライづくりから昨年の年賀状まで、とにかく片づけなければその先の掃除には到底たどり着けないのです。
そして大片づけで、ものをどこかにしまうためには、「大捨て」いや「大断捨離」をしなくてはなりません。
「もしかしたら使う場面があるかもしれない」と、絶対に来ないシーンが心に引っかかって捨てられないものたちに引導を渡す作業です。
まさにこれこそ最も勇気を必要とする事柄ではありませんか。
掃除に必要なものは体力でも知力でもなく、踏ん切りをつけるための勇気なのだと教えてくれるのが大掃除です。
普段なかなか目も心も届かないところに気を回して愛情を注いであげましょう。
大掃除で疲れるのは体ではなく脳だということが身に沁みます。
今年もあと三日です。