北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

鼠ヶ関から羽黒山へ

2016-05-09 22:59:34 | Weblog

 山形県の形ってここだけとりだすと、左を向いて口をあんぐりと開けたモアイ像のような人の横顔に見えます。

 その山形県のちょうど鼻の頭あたりにあるのが鶴岡市指定史跡「近世念珠関址(きんせいねんじゅぜきあと)」ですが、ようやく今日訪ねることができました。

 これは平安時代にここから先は蝦夷地とされた古い関所の跡で、白河関(福島県)、勿来関(茨城県)とともに奥羽三関と奥州三古関などと呼ばれ、東北地方との境目になっていたのです。

 「ねず」の書き方は「鼠」だったり「根津」だったりいろいろあるのですが、今現存している史跡としては「近世念珠関址」とされています。

 ところがyahoo地図を使って現地までのナビをさせたものの、書き方が「鼠ヶ関」だと思って検索をかけて現地近くまで行ってみたものの、なかなかたどり着けなくて苦労しました。

 「近世念珠関址」で検索すればちゃんと分かったのに知らないとどうしようもありません。地元としては情報をちゃんと発信しているつもりでも、実は受け取る側に正しく伝わっていない情報って多いのでしょうね。

 これだけネットを駆使して現地へ向かっても、最後にたどりつけたのは道端でフキを取っているおばちゃんに「このあたりにネズノ関所跡があると聞いたんですが」と訊いてみて教えてもらえたからなのですから。
 この関所は義経と弁慶一行にも縁があるということで、他の奥州古関と共に、歴史好きなら一度は訪ねてみたいところですね。

 北海道からはとにかく遠いけれど、ようやくたどりつけました。


       ◆ 


 「近世念珠関址」の次には羽黒山へ車で行ってみました。

 羽黒山は月山、湯殿山とともに出羽三山と呼ばれ、昔から修験道の山として知られていたところです。明治以降神仏分離令によって神社の形をとるようになりましたが、いまでもそこここに神仏習合時代の名残が見える歴史ある信仰の山です。

 途中には東北地方では最大となる国宝の五重塔がありました。これは定かではないものの平将門の創建とも言われているとのこと。まさかここで平将門の名前が出るとは思いませんでした。

 樹齢千年の大杉も壮観。信仰の力の大きさを改めて知った羽黒山巡り。山形も歴史と信仰の奥が深いなあ。

 ドライブ観光では全然時間が足りませんでした。

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南東北の旅初日~まずは盛岡から山形県鶴岡まで

2016-05-08 22:34:15 | Weblog

 さて今日からの東北旅。

 新函館北斗駅からの新幹線はスムースに発信。ホームでは写真を撮る鉄道ファンがたくさんいました。

 車内放送は親切にも、「11時01分頃に青函トンネルへ入ります」と情報提供してくれて、おまけに青函トンネルのミニ知識まで教えてくれました。

 新幹線は午後一時前に盛岡駅に到着。盛岡は石川啄木の生まれた村が今は合併して盛岡市になっているということがあって、釧路にいた時に啄木没後百年関連のシンポジウムを盛岡市で開催した際に釧路代表として訪ねたことがあり、5年ぶりの訪問となります。

 しかしきょうのところは市内観光は後回しで、駅近くで予約してあったレンタカーに乗り込んで一路山形方面へと移動を開始です。

 東北自動車道から秋田自動車道へ乗り換え、さらに横手自動車道で南下します。しかしここまで来たら釧路と姉妹都市の湯沢市を忘れるわけにはいきません。

 二度ほど訪問団を引き連れて訪ねてきたことがあり、地酒の「両関(りょうぜき)」は銘酒です。そこで湯沢インターで高速を降りて湯沢市内を巡り趣のある両関酒造で蔵元限定のお酒をゲット。

 建て替えるという話を聞いていた湯沢市役所の庁舎も現代的なガラス張りの立派なものになっていました。

 市役所は災害時には全ての業務の中心になる拠点ですから、古いままで被災したら大変なことになることでしょう。

 市民から「贅沢だ」と批判されることを恐れて古い庁舎の建て替えを躊躇するところもあるかもしれませんが、勇気を奮って市民に説明して理解を得る努力をすべきところです。

「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」ですね。本当の大善への勇気が必要です。


       ◆ 


 さて、湯沢市の隣の雄勝町(おがちまち)は、平安の女流歌人小野小町の生誕地を売りにする町です。生誕地は諸説ありますが、まあこのあたりというのが通説になっているようです。

 小町堂というお堂がありました。

 ここはもともと芍薬塚という塚を祀った小町神社があったとのことで、老朽化によって今の形に変えたのだとか。

 芍薬塚とは、小野小町に惚れた深草少将が99日にわたって芍薬を送り続けそれを小町が植えた場所という故事に由来するようです。

 なお、このお堂の裏地に江戸中期の放浪の随筆家菅江真澄がここを訪れたという説明書きがありました。歴史物語のある場所ってうらやましいですね。


 今日は鶴岡市に宿泊。夫婦して風邪気味で体調が心配です。どんな珍道中になるやら。

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奥歯一本の喪失感

2016-05-07 22:46:37 | Weblog

 

 長年治療を続け、だましだまし使ってきた奥歯の虫歯がここのところ進行してきました。

 固いものを食べると痛みが出るようになってしまってはもうだめかも。ついに歯医者さんへ行き歯を診てもらいました。

 小さなプレートのレントゲン写真を見て、「奥歯って根が二本あるのですが、これまで治療を続けてきた前の根の虫歯が進行して歯茎が溶けて来ていますね」という診断。

 いわゆる歯周病なのですが、「これ以上根の治療をしても回復が望めないと思いますよ」というお医者さんの言葉が効きました。辛いですが、生活の質を上げるためにはまず歯の痛みから解放して、次善の策を取るべきだと考えて、奥歯を抜いてもらうことにしました。

 抜歯の処置をしてもらいながら、ようやくそこで(あ、明日から東北旅行をするんだった…)と思い出して、旅行前日の今日抜くべきだったかどうかを少しだけ後悔しました。

 処置が終わった後に歯科衛生士さんから、今夜のお風呂とお酒はダメとか、傷が治るまで歯の磨き方などに注意をするようにと指示を受けて、最後に痛み止めを渡されました。

 さすがに麻酔が切れた頃からは痛みも出てきて、我慢せずにすぐに薬を飲んでいます。今日は早く寝て明日からの旅行に備えます。


 さて、明日からは四日間の東北旅行に出てきます。北海道新幹線に乗って青函トンネルをくぐってみることも一つの目的ですが、いつものことながら、メジャーな観光地を避けるのが我が夫婦の「ぶらり旅」。

 岩手~山形~宮城県を巡って、滅多に行くことのないマイナーな日本を探してきます。

 現地の食べ物を美味しくいただけるといいのですが。 

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床屋でダイビング

2016-05-06 23:45:45 | Weblog

 

 行きつけの床屋さんで髪を切ってもらいながら、担当してくれているお兄さんとダイビングの話で盛り上がりました。

 彼はお爺さんが漁師をしていたとのことで、水産高校の出身なのですが結局海関係の仕事にはつかずに床屋の道を選んだのでした。

 しかし高校の授業では職業潜水士になる資格まで取得したとのことで、プロとしてのスキルが身についているわけで、お遊びの私などとは比べ物にならない厳しさです。

 お遊びダイバーは泳ぐスキルを求められませんが、職業となると足にはフィンをつけ水中眼鏡にシュノーケルをつけた状態とはいえ800メートルを制限時間内に泳ぐ訓練をするのだそうで、これは大変です。

 さらには重りを持って立ち泳ぎをする訓練もあって、最高で10kgの鉄アレイを持たされたそうですからこれもまたすごいこと。

 
 スキルでは比べものにならないのですが、お互いに意気投合したのは「北海道の海は色がなくて暗いよね」という一点でした。

 本州の、それも沖縄などへ行くとカラフルなサンゴに熱帯魚も色味が豊かなのに対して、北海道の海の中は色が単調でいる魚もホッケ、箱ふぐ、ウニくらいしか見当たりません。このあたりが本州との決定的な違いです。

「一番怖かった思い出ってなんですか?」と訊いてみたところ、「コブダイって魚がいるんですが知っていますか?」と返ってきました。

「佐渡ヶ島で餌付けされている魚と戯れた思い出がありますよ」と言うと、「餌付けされているなら人にも慣れているんでしょうけれど、僕は野生のコブダイの群れに遭遇したんです。一番大きな奴は体長2メートルくらいあったんですよ」とのこと。

「2メートルは考えられない大きさだね。水中だと特に物が大きく見えるから怖いな」
「野生のコブダイって凶暴で、人間の手首くらい食いちぎるって言われているんです。それが群れで20匹くらい潜っていた上の方にやってきたんです。(これは行き過ぎるのを待とう)と思って海底に潜んでいましたが、エアも心配だし、ドキドキしました。今でもそれがダイビングでの一番の恐怖体験です」

 そんな話で大いに盛り上がったのですが、私もダイビングを離れてもう十五年以上になりました。

「ダイビングは急な運動じゃないから歳を取ってもやれるんですよ」と教わったものの、人口が減る中でダイビング人口ってどうなっているのかな。

 いろいろなレジャーも人口が減り趣味嗜好が変わって行く中でどういう方向に向かっているのでしょうか。

 バブルの頃の何でもありから、静かでエネルギーを使わず自然や環境に優しいという方向に移行していることはなんとなく分かります。いずれにしてもいろいろな趣味を通じていろいろな時を過ごし様々な世界を見てみたいものですね。

 

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春アメ、ゲット!(一匹だけでしたが…笑)

2016-05-05 22:39:47 | Weblog

 ちょっと駆け足でしたが一泊二日の釧路旅から帰ってきました。

 今日の釧路は朝から雨が上がり、お日様も顔を見せてくれました。しかしいかんせん強い南風が吹いていてアウトドアには厳しい条件。

 朝九時半に新釧路川にかかる鶴見橋下の河川敷で、フライフィッシングを教わった早田師匠と待ち合わせて早速春のアメマスを狙う釣りの開始です。

 新釧路川は釧路市内のど真ん中を流れる人工的に作ったバイパス河川で、札幌で言えばさしずめ豊平川みたいなものですが、ちゃんと海と川を結ぶ命の橋渡しをしている川。

 岸よりのところでは小さな鮭の稚魚が群れて必死に泳いでいるのが見えて、「がんばれ!」と応援したくなります。

 今日のシステムはフローティングラインにほんの少しだけ沈むシンキングリーダーをつけ、それに緑色のフライをつけたものを使用。水面下ギリギリでフライを動かして件の鮭の稚魚にみせかけて魚を狙うのです。

 一緒に行った釧路時代の知人は離れたところで早速二匹を矢継ぎ早に釣り上げていましたが、「いやあ、ウグイばっか!」と渋い顔。

 私の方は一時間ほどで来たアタリを手繰り寄せると、おお、ちゃんとアメマスがかかってくれました。

 サイズは25センチほどと小振りですが、ちゃんと裏水玉のマークが浮かんでいます。「やったあ!」今回の釣り旅の目的が果たせてなんとも良い気分です。

 しかし良い気分はそこまで。場所を変えてもみましたがあとはウグイが二匹とキュウリウオが一匹かかったくらいで、昼過ぎからはいよいよ風が強くなってきて釣りはそこまででした。

 妻もキュウリが一匹とウグイが二匹どまりで、それでも強い風に悩まされながらもなんとかかけたウグイは30センチくらいあるもので結構な重さを楽しめたようです。

「やっぱりもうちょっと季節が遅いですね。来年は四月中旬までに来てください。でも最近は他の川でも春のアメマスが釣れないという声を聞くようになりました。ちょっと環境の変化が気になります」とは早田師匠の弁。今度はもっと良い季節に来ることにします。
 
 釣りの釣果はともかく、約三年ぶりに釧路へ来て道路の変化やお店の変化などを見ることができました。また何よりも釣り友達とも実際に時間を共有して楽しむことができました。

 釧路よありがとう。今度は夏の阿寒川かな。

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思い立って釧路へ釣り旅~三年ぶりの定点観測

2016-05-04 23:41:38 | Weblog

 思い立って釧路へやって来ました。

 釧路でのフライフィッシングの師匠から「春のアメマスもそろそろ終わりますよ」という誘いがあってその気になったのが一つ。

 そしてこの春に完成した阿寒インターまでの高速道路や同時に完成した釧路新道を走ってみたいという思いがあったのがもう一つの理由です。

 連休後半の中日ではそれほど道路も混雑していませんでしたが、途中のPAやSAは混雑していて人手が多いことが分かります。

 高速道路を走っていると疲れて眠気も襲ってきますが、混雑したPAを避けて走り続けたところ、次の休憩所がなかなかやって来ず、運転しながらの眠気をこらえるのが大変でした。北海道の高速道路は休憩所が少ないことに気を付けないといけませんね。
 
 しかし早くなりました。ありがたや。


       ◆ 


 思い立って道東へと車を走らせてみたものの、今日の釧路は強い雨と風の悪天候。

 早々に釣りはあきらめて、阿寒の道の駅や市内をめぐって定点観測をしてみました。

 釧路を離れたのは三年前ですが、この三年の間に建物がなくなって空き地になっていたり、昔あったお店が別の店になっていたりします。

 釧路の観光スポット和商市場もお店の並びがいろいろと変わっていましたが、ここでは飲食店を展開している知人に会うことができました。

「最近のご商売はいかがですか?」
「ようやく固定客さんもついてきて安定してきました。でも三月は例年より落ちました。函館の知人に訊いたところ、朝市は昨年比で二三割ほど上がったということなので、やっぱり新幹線効果で道東のお客さんが引っ張られたかな、という印象です」

「海外客が目立つというようなことはありませんか」
「中国の人たちのツアーなんかも増えましたね。彼らは貝のカキが好きということでカキを使ったメニューを増やしたら人気が出ました」

 お店の中を見ていると、さすがに新鮮な魚が安いことに驚きます。ホッケも私が釣ったものよりも二回りは大きいものが安く売られていました。しかしそれを観光客が買ってゆくのかどうか。

 市民の台所なのかそれとも観光客に対する観光スポットなのか、コンセプトの整理が難しいところかもしれません。頑張ってほしいものです。


          ◆ 

 


 夜はフライの師匠と居酒屋で一杯。毎回来る「軒」というお店では、大きなキンキのから揚げをいつも楽しみにしています。今日も美味しくいただいて釧路の夜を楽しみました。  

 さて明日は晴れて釣りになるのかどうか。

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蕎麦だけじゃなくてうどんもイケてます

2016-05-03 22:06:16 | Weblog

 昨日の予告の通り今夜は道産中力粉でのうどん作りに挑戦です。

 パン焼き機に説明書のレシピ通りの材料を投入します。ちなみに中力粉300グラム、ぬるま湯150cc、塩10グラムとなっています。

 機械に入れてスイッチを入れると、15分でアラームが鳴ってこねあがったことを知らせます。

 こねた玉はすぐに取り出して、しわが一つになるように手で仕上げます。このあたりは蕎麦打ちと一緒なのでらくちん。

 本式のうどんではここで玉をビニールの袋に入れて足で踏みつける作業をします。これはさらに強いコシを出すための作業なのですが今日は省略です。

 この状態でラップにくるんで二時間ほど冷蔵庫で寝かせますが、これが蕎麦とうどんの一番の違い。うどんは打ってすぐには食べられないのです。

 
    ◆  


 二時間半ほどたったところで冷蔵庫から玉を取り出して、後は蕎麦と同じように薄く伸して切るという作業ですが、コシが出たうどんの玉はのし棒でのしてもぎゅーっと強く元に戻ろうとします。

 それなりの暑さになったところでたたんで切ります。幅が蕎麦よりは太めなのでちょっと感じがつかめずばらつきが出てしまいました。やっぱり練習しないと駄目ですね。

 いよいよ茹でて食べますが今日は冷やした汁につけて食べましょう。"かえし"は自家製で、今日のダシは「茅の舎(かやのや)」さんのアゴだしですが安定の美味しさ。私はこの味が好きですねえ。

 うどんは四分以上茹でたところで引き揚げましたが、コシが強く出ています。妻は「固いんじゃない?茹で時間が足りないのでは?」と言い、私は「これは固いんじゃなくてコシがあるんだよ」と意見が分かれましたが、それくらい歯ごたえのあるうどんになりました。

 美味しい麺を食べるためにはなんと言っても美味しい粉を探し当てることが一番肝心で、これができれば八割は成功です。

 蕎麦打ちもうどん作りも人脈が一番のカギで、蕎麦打ちスキルの重要性なんて20%くらいなもの。それが私の実感です。

 はあ、今日もごちそうさまでした。

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今度はうどんも打ってみる

2016-05-02 23:44:46 | Weblog

 

 知人のお蕎麦屋さんに頼んでいた粉が届いて入手できました。近々身内を集めて蕎麦会をすることになっているのでそのための蕎麦粉です。

 たまには美味しいうどんも食べたいよね、ということで、今回は蕎麦粉の他に初めてうどん粉(中力粉)もお願いをしました。

 もちろん手打ちでつくるつもりだったのですが、妻から「うちの(Panasonic製)パン焼き機でこねることができるよ」と言われ、まずはどれくらいなものか試してみる気になっています。

 蕎麦が粉から打ち始めて麺になったらすぐに茹でるのに対して、うどんは玉にしたところで数時間ほど寝かせる必要があるので、うどんはすぐには食べられません。

 また蕎麦は蕎麦粉に水だけしか入れないのに対して、うどんは水のほかに塩を入れます。それも夏と冬で塩の量が微妙に違うなど、うどんと蕎麦では作り方に微妙な差があります。

 それでも分量さえ間違えなければなんとかなるのがうどんで、蕎麦打ちよりはうどんの方が優しいと言えるでしょう。

 中力粉も探せばいろいろな品種や種類があるもので、今回は「きたほなみ」という粉を届けてくれました。

「若い人たちがつくっていて、結構高いんですよ」とのことで、どんな味になるか楽しみです。

 
 ちなみにわが家のパン焼き機は、うどんの他にパスタの玉もこねることができるので、生パスタづくりもできるのが売り。

 パスタも混ぜ物一つでさまざまなバリエーションが展開できるので手打ちの楽しみはさらに広がります。

 さて、まずはうどん作りのお試しです。

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「三大○○」とか言われると回らずにはいられない~奥州三古関って知ってますか?

2016-05-01 23:44:44 | Weblog

 観光客は数に弱い。

 「日本三大○○」とか「○○八景」などと言われると、まず(それらはどこだろう)と考え、二つ三つと巡って残りが少なくなるとどうしても気になり始めて、ついには全制覇せずにはいられなくなります。

 自分の中で(あと幾つだ)と覚えながら巡るのもありですが、巡ったところが形になって残っていると、いよいよ足りない部分が気になります。

 そういう癖を突いた企画がスタンプラリー。全制覇するとちょっとした特典がつくことがありますが、ポイントはそれよりも完全制覇した自分を褒めたいという自己満足にあることは言うまでもありません。

 スタンプラリーという形式は古くからあって、四国八十八カ所の霊場を巡るお遍路さんはつとに有名ですし、お寺だけではなく神社でも地域一番の神社で全国に104ある"一の宮"を巡って御朱印帳に御朱印をいただく旅なども人気です。

 
 全国に道の駅制度ができ始めた時に始めた「道の駅スタンプラリー」は、最初は道内に11の道の駅で始まったものが今では100を超える数になりました。

 全制覇はさぞ大変だろうと思いますが、大変さが逆にやる気を起こさせる効果もありそうです。大変だからこそ達成する人は少なく、それを自分だけは達成してみたい、という思いがふつふつと湧いてくるのかもしれません。

 今ではマイカーで回るだけではなく、全11回のバスの旅で全駅を制覇するというツアーも売られているんですって。自動車が運転できなくても道の駅のスタンプラリーを制覇できるなんてすごいですね。

【阪急交通社 2016道の駅スタンプラリー 全11回完全制覇の旅】
 http://www.hankyu-travel.com/k/spk-d/stamprally/


       ◆ 


 人生の中でもこのような幾つかの目的地がセットになった旅を自分なりにこなしてゆくのはモチベーションが湧きますね。

 「奥州三古関」という三つの古い関所がありました。それらは「白河市の白河の関」、「いわき市の勿来(なこそ)の関」、そして「鶴岡市の念珠ヶ関(ねずがせき)」ということになっています。

 以前水戸に住んでいた時に、これらのうち白河の関と勿来の関は訪ねたことがあったのですが、山形県の鶴岡市にある念珠ヶ関だけはまだ訪ねたことがありませんでした。

 それが新幹線の話をするうちに、「北海道新幹線もできたことだし、東北巡りの旅でもしようか」ということになり、個人的に念願の念珠ヶ関にも行ってみることにしました。

 「三古関」と言われて一つだけ行けていないというのが引っかかっていたのでとても良い機会になりそうです。

 北海道新幹線も、道外から来る客に期待するだけではなくその見返りとしてこちらからも東北を訪ねてお互いの利益になるような姿勢が必要ですもんね。

 ゴールデンウィーク中は混雑していそうなので、それを過ぎたあたりで日程を固めています。やっぱり旅はテーマがあると楽しくなるんだと思います。

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