北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

時間制格安カラオケバーというシステム

2019-11-20 23:18:38 | Weblog

 

 先日友人から、「小松さん、安くてカラオケも歌えるお店を見つけたので行きましょう」と誘われて、ススキノへ3人で繰り出しました。

 雑居ビルの4Fにあるそのお店は、カウンターが中心で20席ほどのお店でカウンターの向こうには若い女性が一人。

 まだ時間が早いこともあって、お客は30代と思しき男性が一人いるだけです。

 そのシステムはというと、なんと飲み放題・歌い放題で20分350円、しかも24時間オープンというもの。フンダンに

 時間は自動延長で20分350円が続きます。

 お酒の種類は、焼酎、ウィスキー、ワイン、カクテル、ソフトドリンクなどで、それほど高いお酒はありませんが、まあそれなりにはお酒が飲めるようになっています。

 お相手をしてくれる女性は明るくて愛想が良く魅力的ですが、いろいろ聞きだせば学生のアルバイトとのこと。

 時間も早めで上がることになっていますが、実は次の仕事があるからだそう。

 そもそも20分350円のシステムとは割安に感じますが、これもシフト制で次から次へと学生を中心としたアルバイトが相手をしてくれる体制を確立したということでしょう。

 私たちは次のお目当ての場所があって、そこが開店するまでの場つなぎだったので店内にいたのは40分で700円で済みました。

 それにしても、安い労働力がふんだんに手に入る都会ならではのサービスビジネスですし、その結果は収入の安い労働が続いているのではないかと心配にもなりました。

 労働の付加価値を高めたいと思う反面、安い労働が多くそういう仕事を求める人も都会には多いという現実がありますね。

 噂ではオーナーは国の役所出身の方だそうで、なんとも頭の柔らかい方だなあと感心しました。

 ライバルはカラオケボックスでしょうか。

 お客の流れはどうなることか。

 サービスの進化は止まりませんね。

 
 

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土木技術者不足は地方自治体にとって問題となる

2019-11-19 23:26:04 | Weblog

 

 先週の14日(木)に寒地土木研究所による講演会がありました。

 全体的に土木に関する研究発表の講演なのですが、冒頭に北大の三上隆先生による特別講演があって考えさせられました。

 三上先生の講演タイトルは「インフラマネジメントの役割を担う北海道の土木技術者育成について」というもの。

 人口減少の一側面である少子化は、次世代を様々な仕事によって支えてくれる人材が不足するということに他なりません。

 機械やAIで補えるものは良いとして、補うことができない職種も多いことでしょう。

 今回は特に次世代を担う土木技術者が不足するとどういうことになるか、という話題で考えさせられたのです。

 特に昨今、自然災害はその規模が大きくなり頻度も増しつつあります。

 さらに、すでにこれまで諸先輩の力で作り上げてきた道路、橋、トンネルなどのインフラが老朽化のステージに入りつつあるということ。

 こうしたことを考えると、人材が増えなくてはならないくらいの状況なのに現実は少子化でありまた、土木に進む若者が減っているということを憂うのです。

 ここで一口に土木技術者と言いますが、様々な職種が積み重なっての土木技術です。

 仕事を発注する役場や官庁、調査設計をするコンサルタント、施工を請け負う建設会社、仕事を行う下請け会社、作業をする作業員とオペレーター、資材を運ぶドライバー、安全を確保する交通誘導員…など、様々な職種が連担して役割を果たしてこそ、インフラは形になりまた守られます。

 ただ維持管理を行う上で技術者不足が問題になるのは、地方自治体いわゆる市町村役場ではないか、と私は思います。

 三上先生によると、例えば橋梁は全国に約72万橋がありますが、その9割は地方自治体が管理するものです。

 その一方で橋梁管理に関わる技術者が一人もいないという自治体が20%にも上っており、この数は増加の傾向をたどっています。

 私が「地方自治体が問題だ」と思う理由は、役割と立場で役場が重要だからです。

 修繕や修復などの仕事は、直接役場がしなくてもコンサルや建設業者へ発注すればそれをやってくれる人材はまだ残るでしょう。

 しかし、修繕が必要かどうかや、どのタイミングでどのような仕事を発注しなくてはならないか、ということを【判断する】技術を持った職員が役場の中にいなくなると、インフラ管理の仕事のタイミングを失ってしまいかねませんし、そのしわ寄せは住民に及ぶのです。

 特に最近は、壊れてから治す「事後保全」から壊れる前に修繕を施す「予防保全」に流れが移りつつあります。

 壊れてしまえば治すのには時間もお金もたくさんかかるのに対して、予防的に行っておけば結果的にトータルコストを下げることができるからです。

 しかし壊れたものを目にすれば「これは治さなくちゃ」とわかるものの、まだ壊れていないものをみて「なぜ今修理の手をかけなくてはいけないのか」と首長さんや議員、予算担当職員、さらには住民も感じることでしょう。

 それに対して堂々と必要性を説明し、正しい行政判断によって疑問や批判に打ち勝ってゆけるだけの技術者が必要なのです。

 「説明するのも仕事でしょ」とは正論ですが、それを真っ当にしてくれる職員の確保が難しくなるというのに、どのように対処してゆけば良いでしょうか。

 
 ちなみに三上先生はこうした課題を実現してゆくために、産・学・官からなる「北海道技術者育成プラットフォーム」という団体を立ち上げてその会長としても活動されています。

 私たちの未来にも安心して暮らし続けてゆくためには、インフラの維持管理・保全が大切になります。

 多くの人たちの協力でこの難題を乗り切ってゆきましょう。

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稚内の戦争遺跡 ~ 赤レンガ通信所を修復するクラウドファンディング

2019-11-18 23:03:12 | Weblog

 日本最北端の稚内市の郊外、ひっそりとした丘陵の林を切り開いた場所にそれはあります。

 通称「稚内赤れんが通信所」と呼ばれるその建物群は、正式には「旧海軍大湊通信隊稚内分遣隊幕別送信所という長い名前をもっています。

 今はもう使われていない3棟立ての建物群ですが、昭和16年12月8日にハワイ真珠湾の奇襲で火蓋を切った太平洋戦争。

 当時の日本海軍連合艦隊司令部は、その開戦の暗号として「ニイタカヤマノボレ一二〇八(ヒトフタマルハチ)」という電文を発信しました。

 実際には国内のいくつかの通信所から相次いで発信されたようですが、その一つがこの稚内に残る赤れんが通信所なのです。

 私も稚内で勤務していた平成27年11月に現地を視察していますが、すでに建物のかなりの部分が朽ち果てた状態になっていました。

〈北の心の開拓期 2015-11-10 稚内の戦争遺跡~「ニイタカヤマノボレ」の赤レンガ通信所〉 http://bit.ly/2CUbQWw


     【2015年当時の様子】

 

 稚内市内で歴史を研究する「稚内市歴史・まち研究会」では、この稚内の歴史を物語る建物を保存活用することを目指して平成18年より活動を開始。

 しかし建物の規模が大きく、なかなか手が付けられずにいたなか平成23年の大雪で望楼を有して特徴的なB棟の屋根が崩れ落ち危険な状態になっていました。

 
 太陽財団などいくつかの寄付などを得て修復に努めてきたこの建物ですが、傷みがひどくこの際、最も特徴的な望楼の望楼周辺だけでも屋根を葺きこれ以上の崩壊を防ぎたいと、クラウドファンディングで資金を集めるプロジェクトが始まりました。

 稚内に縁のある方はもちろん、北海道の歴史遺産に関心がおありの方、稚内のファンの方など、広く皆さんのご協力を募ります。

 地域で頑張っている人たちに、遠くからエールをお届けください。


【赤れんが通信所修復プロジェクト】 https://actnow.jp/project/wakkanai_akarenga/detail

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子どもの頃の学芸会で海幸彦の役をやった話

2019-11-17 23:31:41 | Weblog

 

 昨日今日と、この週末は小学生と幼稚園に通う孫の学芸会。

 幼稚園では年少、年中、年長組それぞれの歌や踊りを見せてもらいましたが、この年齢での一年ごとの進歩は目を見張るものがありますね。

 僕は小学校入学前に保育園に一年だけ通いましたが、そのときの学芸会で神話の「海幸彦・山幸彦」の海幸彦の役をやりました。

 この神話、兄弟である海幸と山幸はそれぞれ海の漁と山の漁を得意としていました。

 ある日、二人はそれぞれの漁具を交換して山幸彦が海へ、海幸彦が山へ行くことにします。

 ところが山幸彦は兄である海幸彦から借りた釣り針をなくしてしまいます。

 海幸はそれを聞いて山幸を責め立てます。

 山幸彦が海辺で泣き悲しんでいると、潮の神が現れて山幸を海の神(綿津見神)のところへ連れてゆきます。

 綿津見神の娘は山幸に一目惚れをして、結婚の運びとなり海神の元で3年間を過ごします。

 やがて針が一匹の魚からみつかり、山幸は陸上へ戻ることになりますが、針を返したあとの兄への対抗の方法を教え、やがて兄からの攻撃を跳ね返して兄を服従させる…、という物語が続いてゆきます。

 で、じつはこの山幸彦こそ誰あろう、天照大神の子孫であり、海神の娘との間に生まれた子はやがて神武天皇の祖先となるのでありました。


 子供の頃は到底このような大きな物語だとはつゆ知らず、ただただ役を一生懸命にこなすばかりでしたが、弟をいじめる嫌な奴の役であり、学芸会では弟が兄の釣り針をなくしたのを探すためにいなくなるところで終わったのでした。

 劇の最後は私が「山幸彦~!」と叫ぶシーンで幕になったことを今でもはっきり覚えています。

 やがて大人になった後は、どちらかというと山やキャンプなどが好きになっていったので、(僕は子供の頃に海幸彦の役をやったのに、趣味は山幸彦に近いなあ)と思っていたのが、ここへきて釣り好きになり、ようやく海幸彦に通じる縁がわかったのでした。

 しかし海の幸には縁があっても良いけれど、意地悪な兄にはなりたくないものです。

 今の子供たちは学芸会も全員登場の集団演舞が多いのですが、あの当時は役をやる子は先生から選ばれたものです。

 時代の変化を感じますね。

 

 

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「コミュニティはインフラのインフラ」 ~ 都市計画学会支部研究発表会にて

2019-11-16 22:21:50 | Weblog

 

 今日は都市計画学会北海道支部の研究発表会がありました。

 わが支部の研究発表は、特別講演と、発表内容を一枚のポスターにするポスターセッション、さらにそれを約10分間で口頭発表する3本立てで行います。

 特別講演はニセコ町の片山町長さんによる「ニセコのSDGsのまちづくり」というご講演。

 これまで地方自治の雄としてニセコ町が取り組んできた様々な実践的まちづくりの事例を紹介してくださいました。

 印象的だったのは、「国の政策に唯々諾々と従っていては駄目だ、ということ」という町長の言葉でした。

「養豚事業だったのですが、国の新しい政策を町に広めようと、多くの農家に事業採択を勧めてようやくやってもらったのですが、今残っている養豚事業者はというと、ゼロです。皆続かなかった。つまり、いくら国が勧めても(この事業は長続きしない)という判断ができるような町職員が必要だ、ということです」

 ニセコ町のその当時の職員研修予算は、町全体で70万円だったそうで、「その金額って、民間企業なら社員一人にかける金額ですよ。その後にその予算は大きく増やしましたし、今では外国も含めて交流人事を積極的に行って非常に優秀な職員が育っています」とのこと。

 地方での実践こそ新しい国の法律に生かすべきと言う考え方は、国にも認められ大きな成果を上げているそうです。

 最近のニセコ地域は、外資が入り込んで乱開発をしているという印象がありますが、ニセコ町に限っては、現在外国人が所有している土地の比率は全町面積の1.3%足らずだそう。

「私たちのまちづくりの考え方に共感してくれる企業であれば一緒にやれますが、そうではないところにはご退却願います。良いまちづくりのために様々な条例による規制をかけていますが、それより上位の法律とバッティングするようなこともあって、常に国とも緊張関係にありますよ(笑)」

 良い地域づくりの優れた事例の数々。もっとお話を伺いたかったです。


       ◆


 さて研究発表会では、道の駅の研究から、公園再整備、子育て、持続的なまちづくりなど幅広い調査報告があって、なかなか興味深い時間でした。

 厳正な審査の結果、下記の皆さんに支部表彰が与えられました。

【支部長賞】「未利用資源の活用による冬の観光まちづくりの促進過程 ー スウェーデン・キルナ市のアイスホテル創造プロセスを事例に」 福山貴史氏

【一般部門 優秀賞】「海外における日本の『道の駅』もでるによる地域開発の可能性について」 松田泰明氏

【一般部門 学生奨励賞】「札幌市の都市公園における通常再整備と機能分担に対する地域住民意識の比較」 黄貝嘉さん

【テーマ部門 優秀賞】「流雪溝を舞台としたまちづくりの挑戦」 西大志氏

【特別賞】「趣味縁によると真空管の暫定利用について」 加藤康子さん


 なかでも印象的だったのは、西大志さんの「流雪溝を舞台とした…」という報告でした。

 西さんは商店を経営しながら町議でもあり、まちなかの高齢化と人口減少を憂いてきました。

 特に苫前町の中心市街地では川から引いた水で道路の雪を流す"流雪溝"を20年前に整備して、道路の雪の処理を便利にしました。

 ところがそれから20年が経過し、地域の住民が高齢化して流雪溝が使える指定の時間に雪を捨てる作業が困難に。

 また町から離れて沿道には空き家が増え除雪を担う人の数も少なくなり、次第に時間を守らないようなモラルハザードにもなったりして、いよいよ問題意識が強くなったとのこと。

 そこで西さんは、「流雪溝を考える会」をつくり、参加者を広く募りアンケート調査を行ったりフォーラムを開催したりして、関心と参加の町民を増やしてゆきました。

 必ずしもその結果、万全の解決策が得られたわけではありませんが、確実に地域の関心を呼ぶことができたことが成果に向けた途上にあると言います。

 西さんの発言で印象に残った言葉は、「コミュニティは、インフラのインフラだと思う」というもの。

 インフラは地域のコミュニティが健全に守り育ててこそインフラとして存在ができる。逆に言えば、地域のコミュニティが脆弱になれば、インフラとして機能させることはできないのだ、ということです。

 苫前には良い釣りポイントも多いということなので、いずれ一度お伺いをして、まちの方たちとお会いしたいものです。

 研究発表会に参加してくださった皆様に感謝申し上げます。ご苦労様でした。 

 

 

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札幌の嵐

2019-11-15 23:33:23 | Weblog

 

 人気アイドルグループの「嵐」が来たからではないだろうけれど、北海道は暴風雪の嵐になりました。

 札幌も朝から雪が降り続け、公園などは積雪が10センチほどに。

 我が家は「どうせ融けるでしょう」と思って真面目に雪かきもしていませんが、明日の様子次第では除雪をしないといけなくなるかもしれません。

 この時期の雪がこのまま根雪になるとは思われませんが、降っては融けるの繰り返しの中でだんだんに季節は冬に向かって進んでいくようです。


     ◆


 嵐と言えば、メンバーのニノこと二宮和也君が一般女性と結婚するという報道がなされた直後ですが、昨日から明日まで札幌ドームでコンサートを開催中。

 身近なところにも嵐のファンの女性がいて、「明日のコンサートに行くのを楽しみにしている」と嬉しそうにしています。

 ちょっと冗談半分に「でもニノが結婚するってショックじゃないの?」と水を向けると、その子もニノの大ファンだったそうで「そうなんです。もっと美人のアナウンサーのKさんだったらまだ許せるんですけど、今の人は大っ嫌いですっ!」とむくれています。

 具体の名前を挙げて「別な彼女だったら良いけれど、今の人はイヤ」という女性ファンの心理は理解が不能ですが、いろいろな思いがあるのでしょう。

 考えてみれば、アイドルビジネスってCDやコンサートだけではなくいろいろなグッズもあるだろうし、相当な経済効果があるのでしょうね。

 以前東京からの飛行機に乗ったときに、機内の色がパステルカラー気味でよく見ると若い女性がやたらに多かったことがあって、後から「この週末は嵐のコンサートですからね」と言われて得心したことを思い出します。

 2年前の都市計画学会の大会が、日程を決めた後にその週末が札幌での嵐のコンサートの日程と被るとわかり、各方面に連絡した後でしたが日程を変更したことを思い出します。

「嵐からは避難するのが一番」という冗談も笑えませんでした。


 嵐はグループとして活動するのは来年いっぱいですが、札幌でのコンサートは今年が最後ではないか、と言われているそう。

 ファンの皆さんには存分に名残を惜しみつつ楽しんで欲しいと思います。

 

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社員のモチベーションを保てなければ…  ~ 床屋談議で組織論を語る

2019-11-14 23:33:44 | Weblog

 

 いつもの馴染みの床屋さんで床屋談議。

 ふと見ると、いつもいるはずのオーナーがいません。

「あれ、今日はオーナーは?」
「今小樽で新しい美容院を始めるために、週一日そちらに通っているんです」

「美容院で働いている美容師さんは募集したの?」
「と言うよりも、その方が今まで働いていた美容院を辞めて独立するっていうことですね」

「美容師さんが独立するのに、オーナーが手伝いに行っているんだ」

 話を聞くと、腕が良くてその方についているお客さんも多い美容師さんがいて、お店にすればその方が支えている部分が多いはずですが、給料となると他の人とあまり変わらなくてモチベーションが下がっていたのだそう。

「それで独立して、やればやるだけ収入につながる道を選んだんです。でも美容師としての腕は良いけれど経理や宣伝など周辺の事務には疎いので、一応うちの傘下になる形にして週一回オーナーが経理を手伝っているんです」
「なるほど、お客さんもついているから独立してもやっていけそうだし、その方がやるだけ収入にもなるんですね。それにしてもお店の方はその方が抜けると痛手だよね」

「そこなんです。お店の方も独立話を引き留めるような給与体系にする努力をしなかったんですが、稼ぎ頭をみすみす失うわけで、企業の姿としてどうかと思うんですけどね」

 組織の中の人たちに対して、その能力にしっかりと報いるようなことがなかったわけで、心が離反してしまったのでしょうか。

 給料が良いだけではなく、そこで働くことに喜びと誇りを持てるような組織づくりって、口で言うほど簡単ではなく、一つの実践技能です。

「どうしたら好かれますか?」という問いにはなかなか答えは見出せません。

 床屋談議って、案外深いテーマについて聞かされることもあるのです。

 

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夜釣りでマメイカ ~繊細なアタリが好き~

2019-11-13 23:42:39 | Weblog

 

 前回の釣りではお巡りさん登場で釣り場を追い出されるという憂き目にあいました。

 その後は週末も用事が入っていたり天気が悪かったりで、一向に釣りに行けない日が続きストレスはマックスです。

 そんななか、ちょうど今日は夕方から時間が取れたので友達を誘って夜釣りに行ってきました。

 行く先は小樽港で、周りでは結構チカやサバを釣っている人が多かったのですが我々の狙いはマメイカ一本。

「明日からは天気が悪くなりますよ」
「雪も降るようで、ラジオでは『三日分の食料を確保しておいてください』なんて言っていましたよ」

 そんな会話をしながらのマメイカ釣り。

 思うようには釣れなくて渋いところから一匹、また一匹と引き抜くような忍耐を強いられる釣りでしたが、繊細なアタリを楽しんでいると一度に二匹釣れる"ダブル"もありました。


  【これはラッキーだ!】

 夜9時を過ぎるころからは風が非常に強くなり、嵐の前触れを感じたところで本日は終了。

 最終の釣果は15匹と少し物足りないような気もしますが、ストレスを解き放って自分的には納得と満足の時間でした。

 ストレスを解消する趣味はいいわね。

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「ひとりキャンプで食って寝る」 ~ つい観ちゃうドラマ

2019-11-12 23:43:12 | Weblog

 

 まあテレビ好きな私ですが、この秋はあまり面白そうなドラマがありません。

 その分ラグビーワールドカップ大会、卓球、ボクシングWBSS、野球のプレミア12などスポーツ大会が目白押しで、テレビにはかじりついております。

 そんな中、最近なぜか見てしまうドラマ(なのか?ドラマなんだろうな?)をみつけてしまいました。

 「ひとりキャンプで食って寝る」という30分のドラマで、テレビ東京系列で札幌であれば金曜日の深夜0時52分から放映中。

 最近は約25年ぶりにキャンプブームが到来していると言われているそう。

 またその中でも特に注目されているのが「ソロキャン」とも呼ばれるひとりキャンプ。

 「ヒロシです、ヒロシです、ヒロシです…」というセリフで自虐ネタを語って一時大売れしたピン芸人のヒロシさんは、今やソロキャンでは有名なyoutuberになっています。

 この番組は、三浦貴大さんと夏帆さんが一人を楽しむキャンプと食事を組み合わせて、隔週でひとりキャンプをして食事をするというただそれだけの物語。

 ただキャンプをして自慢の料理を美味しそうに頬張るだけなのですが、こちらも何も考えずにアウトドアを楽しんでいる気分にさせてくれます。

 三浦さんの方は缶詰を主体に使ったレシピで料理を楽しんで、夏帆さんの方は現地調達の食材を使った料理という風に、それぞれ方向性を出していますが、料理のレシピは自分たちもキャンプでやってみたくなります。

 木曜日21時からBS日テレで放映されている「極上!三ツ星キャンプ」はキャンプの極上スキルを紹介するテイストですが、こちらの「ひとりキャンプ…」の方はまた一味違ったアウトドアドラマになっています。

      ◆

 自分たちはキャンプやアウトドアらしきものを始めたのが昭和の最後の頃で、その後に車をデリカにしたのが平成元年のこと。

 我々は最初から家族キャンプでしたが、最近はおひとり様ニーズもあってソロ・キャンプも流行してきたのでしょうか。

 「バーナーについてならいくらでも話せる」という猛者もたくさんいますが、私などはとても近寄れません(笑)。 

 よくこういうニーズを拾ってくるもんだ、と感心しつつ、今日も録画放送を見てしまいました。

 そうそう、Tverでも観られますよ。

【ひとりキャンプで食って寝る公式HP】
 https://www.tv-tokyo.co.jp/hitoricamp/

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やんちゃな先輩

2019-11-11 23:29:32 | Weblog

 

 ちょっとやんちゃな先輩が札幌へやってきて、夜をご一緒しました。

 他の社員なら行かないようなジャンルのところを訪ねて、新しい仕事を見つけてそれを自社のビジネスにつなげてゆく武勇談は聞いていてワクワクします。

 しばしばそれは車内で「やりすぎ」と見られ、「誰がそんなところへ行けと言ったんだ?」というような内部からの批判もあったそう。

 しかしそんなときは、「でも行った先で、『助けて欲しい』という話を聞けば、それを自社の能力で助けてあげるのが、企業の存在意義なんじゃないの?」と馬耳東風。

 しまいには自社の新製品開発までやってのけて、発注者・請負会社・自社の三方良しの状況を生み出しました。

「そもそもそういう発想がなかったし、『やろうよ』と言っても面倒くさがる担当者も多かったよ。でも応援してくれる人もいたから、必ずしも本来の担当のラインを通さずにやっちゃった」

 この先輩も、ある官庁出身のOBさんなのですが、「プロパーの社員だったら、変なことを言ったら転勤させられるような変な雰囲気もあるんだけれど、僕なんかもう首になってもいいしね(笑)」

 しかしよく聞けば、そこを辞めればもっと自分のやりたい会社があるんだ、とも。

「まさか辞めたくてわざとやんちゃにしているんじゃないでしょうね?(笑)」
「へへ、僕はどっちもいいんだけどね」

 組織に執着のない人だからこそ、やんちゃで自由な発想と行動ができるのかな。

 しかしそれでも相手の困りごとを解決してやろうという意欲が半端ではなく強いのは大事なことだし、うらやましいところでもあります。

 会っていると何かしら元気が出てくるような気がしました。

 人のエネルギーって伝わりますね。よし、がんばろう。

 

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