こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

土蜘蛛

2004-06-16 00:00:00 | 未分類
書くのが遅くなってしまいましたが、先日見に行った能『土蜘蛛』について、書かせていただきます。

あらすじ
 病床に伏している源頼光のところに、侍女の胡蝶が典薬頭からの薬を持って見舞いにくる。
 心細くなっている頼光を慰めて胡蝶が退出すると、いつの間にか病室の傍らに怪しげな僧が現れ、
 千筋の蜘蛛の糸を頼光に投げつける。
 頼光は枕元にあった名刀・膝丸で切りつけるが、傷を負いながらも僧は姿を消してしまう。
 物音に驚き駆けつけた独武者は頼光から一部始終を聞くと、血の跡をたどり
 蜘蛛の化生を退治に行く決意をする。
 下人が頼光の家来達が土蜘蛛退治に向かう旨を告げると、独武者は郎等を引き連れ古塚を見つけ出す。
 塚を崩すと中から土蜘蛛が現れ糸を投げつけ襲いかかるが、遂に切り伏せ首を打ち落とす。

え~とですね。あえて説明するところは初心者の私にはありませんが、
やはり圧巻だったのは、後半の蜘蛛の糸が飛び交う場面ですね。
話には聞いていましたが、こんなに放るものだとは、思っていませんでした。
華やかで、人気があるのもうなずけます。
あと、面白いと感じたのは、蜘蛛の糸を切り払ったので、
名刀・膝丸を(多分)くもきりと改名したところです。
あ、そうそう、独武者、というのに3人の武者だというのも、不思議ですね。
何か、いわれでもあるのでしょうか?

今回、初めて能楽堂に行ったのですが、面白いと思ったのは、お弁当を広げられるコーナーが
設けられていたところです。
ちゃんと、テーブルと椅子が揃っているんですよ。こういうのは、行かないと解りませんよね。
更に、無料で見られる会が、結構多いことです。
今回、初めてで自由席ということもあり、かなり早めに会場前に並んだのですが、
たまたま、能を習っているという年配の方と、お話しすることができ、
色々な話を伺うことができました。
お得情報としては、会によっては、無料で見られた上、早めに並んでいるとお弁当がもらえるものがあるそうです(^^;)
その会によって、数がかなり違うそうですが、今回は、ありませんでした。

無料にしろ、有料にしろ、また、見に行きたいですね、
ただ、まだ言っていることが聞き取れませんので、物語を頭に入れて行かないといけない、
というのが難点ですけどね。
狂言なら、聞き取れるのにねー。

コメント
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