たつみや章さんの『ぼくの・稲荷山戦記』を読みました。
文庫を買おうか迷ったのですが、図書館の児童室で単行本がありましたので、それを読みました。
先祖代々、裏山の稲荷神社の巫女をつとめるマモルの家に、ある日、奇妙な下宿人がやってきた。
腰まで届く長髪に、和服の着流し、油揚げが大好きな美青年・守山さんの不思議な魅力に、
マモルは次第に惹かれていく。
そして、レジャーランドの開発のために破壊されようとしている山と古墳を守ろうと立ち上がった守山さんと、
マモルは行動をともにするようになる。
海や山や森に、太古から宿り、人間たちを見守ってきた存在。
彼は、いつでもよそに行けるのに、身勝手な人間たちを見守り続けようとしてくれています。
そして、心ある人間たちは、一度無くしたら二度と手に入らないものを守ろうとします。
でも現実は厳しくて・・・。
ただ、自然を守ろうとし、それを守りきって万々歳という単純な話じゃなく、
現実の厳しさや大人の事情というものまで教え、それなら今後どうすればいいのかを
考えさせてくれるところが、この物語の素晴らしさだと思います。
これを読む方々が、それぞれに考え、小さなことから行動を起こし、
よりよい未来を創りあげていけるようになれればと考えます。
文庫を買おうか迷ったのですが、図書館の児童室で単行本がありましたので、それを読みました。
先祖代々、裏山の稲荷神社の巫女をつとめるマモルの家に、ある日、奇妙な下宿人がやってきた。
腰まで届く長髪に、和服の着流し、油揚げが大好きな美青年・守山さんの不思議な魅力に、
マモルは次第に惹かれていく。
そして、レジャーランドの開発のために破壊されようとしている山と古墳を守ろうと立ち上がった守山さんと、
マモルは行動をともにするようになる。
海や山や森に、太古から宿り、人間たちを見守ってきた存在。
彼は、いつでもよそに行けるのに、身勝手な人間たちを見守り続けようとしてくれています。
そして、心ある人間たちは、一度無くしたら二度と手に入らないものを守ろうとします。
でも現実は厳しくて・・・。
ただ、自然を守ろうとし、それを守りきって万々歳という単純な話じゃなく、
現実の厳しさや大人の事情というものまで教え、それなら今後どうすればいいのかを
考えさせてくれるところが、この物語の素晴らしさだと思います。
これを読む方々が、それぞれに考え、小さなことから行動を起こし、
よりよい未来を創りあげていけるようになれればと考えます。