西澤保彦さんの『春の魔法のおすそわけ』を読みました。
小夜子が酔いから醒めて気がついたのは、地下鉄を人波に流されるまま改札を抜けて
地上に出たところだった。
さらに気がつくと、自分のものじゃないショルダーバックを抱えており、中には
二千万円入っていた。
嫌われ者の先輩中年作家に嫌な気分にさせられたり、身勝手な親族に腹を立てたり、
そのくせ言い返しもできない小心者の自分に苛立ったり、やけを起こしていた小夜子は、
フェンスの向こうの壕をながめていた青年に声をかけた「いくら?きみ」
思い切り散財しようとしていた小夜子なのに、遠いところに行こうとしても思い切れず、
結局、ホテルでスーパーから買ってきた惣菜とビールで飲み明かすくらい。
でも、青年・優弥くんはそれにつきあい、金を取って逃げることもせず、親身になって悩みを聞いてくれる。
そして優弥くんの方にも、悲しい事情があった。
小夜子さんは45歳ですが、彼女の悩みは誰にでも思い当たるところがあるのではないでしょうか?
小夜子さんは、優弥くんに救われたけれど、優弥くんも、小夜子さんのおかげで
助けられたのでしょうね。
みんな、様々な理由で寂しいのかな?
こういうのを不思議な巡り合わせというのでしょうね。ホント、春の魔法です。
ただねー、西澤さん。森奈津子さんの影響か、誰でもバイセクシャルにするのはやめてほしいです(^^;)
小夜子が酔いから醒めて気がついたのは、地下鉄を人波に流されるまま改札を抜けて
地上に出たところだった。
さらに気がつくと、自分のものじゃないショルダーバックを抱えており、中には
二千万円入っていた。
嫌われ者の先輩中年作家に嫌な気分にさせられたり、身勝手な親族に腹を立てたり、
そのくせ言い返しもできない小心者の自分に苛立ったり、やけを起こしていた小夜子は、
フェンスの向こうの壕をながめていた青年に声をかけた「いくら?きみ」
思い切り散財しようとしていた小夜子なのに、遠いところに行こうとしても思い切れず、
結局、ホテルでスーパーから買ってきた惣菜とビールで飲み明かすくらい。
でも、青年・優弥くんはそれにつきあい、金を取って逃げることもせず、親身になって悩みを聞いてくれる。
そして優弥くんの方にも、悲しい事情があった。
小夜子さんは45歳ですが、彼女の悩みは誰にでも思い当たるところがあるのではないでしょうか?
小夜子さんは、優弥くんに救われたけれど、優弥くんも、小夜子さんのおかげで
助けられたのでしょうね。
みんな、様々な理由で寂しいのかな?
こういうのを不思議な巡り合わせというのでしょうね。ホント、春の魔法です。
ただねー、西澤さん。森奈津子さんの影響か、誰でもバイセクシャルにするのはやめてほしいです(^^;)