川端裕人さん著・写真によるノンフィクションで、
話は日本に密輸された三頭のオランウータンから始まります。
インドネシアのカリマン島では、人間に不正に飼われたオランウータンを自然に返す活動が行われています。
そもそも人間が、珍しいだけで安易にペットを飼おうとし、死ぬまで面倒を見続けられるか
考えもしないところに一因があります。
オランウータンの子どもを手に入れるために、どれほどの母オランウータンが殺されているか。
次に、インドネシアの貧しい人々が、日々の生活のために行う森林伐採によっても
オランウータンの棲家は奪われています。人間が食べていくためと言われると返す言葉がありません。
森林火災という名目で、焼き払われてパームやしの畑になっていく森林もあります。
その火災によって、どれほどの動物が殺されているか。
パーム原料の自然をうたった洗剤の背景に、こういうこともあるのではないかと考えるとぞっとします。
たくさんの問題を前にして、我々に何が出来るのかを考えたのがこの本です。
児童書ではありますが、興味のある方は、読んでみてください。
話は日本に密輸された三頭のオランウータンから始まります。
インドネシアのカリマン島では、人間に不正に飼われたオランウータンを自然に返す活動が行われています。
そもそも人間が、珍しいだけで安易にペットを飼おうとし、死ぬまで面倒を見続けられるか
考えもしないところに一因があります。
オランウータンの子どもを手に入れるために、どれほどの母オランウータンが殺されているか。
次に、インドネシアの貧しい人々が、日々の生活のために行う森林伐採によっても
オランウータンの棲家は奪われています。人間が食べていくためと言われると返す言葉がありません。
森林火災という名目で、焼き払われてパームやしの畑になっていく森林もあります。
その火災によって、どれほどの動物が殺されているか。
パーム原料の自然をうたった洗剤の背景に、こういうこともあるのではないかと考えるとぞっとします。
たくさんの問題を前にして、我々に何が出来るのかを考えたのがこの本です。
児童書ではありますが、興味のある方は、読んでみてください。