宮本昌孝さんの『おねだり女房 影十手活殺帖』を読みました。
江戸時代、良人との離縁を望んでも達せられない女が、最後の手段として駆け込み、
助けを求めることを幕法によって認められた二ヵ所の尼寺。
物語の舞台は、その一つ、相州鎌倉の東慶寺。
しかし、権現様に認められた縁切寺法とはいえ、できれば、帰縁するようにすすめることを第一としていた。
表題作『おねだり女房』は、わがまま放題に育てられた江戸屈指の材木商の娘しまが、
嫁いだ先の義母のしつけに耐えられず、七度も寺に駆け込んでは高価なものをねだって
嫁ぎ先に帰るという物語です。もちろん、事件はそれだけでは終わりません。
上辺だけで男女関係を見ていると、痛い目を見るという典型の物語。さらに、女もしたたかです。
私としては、宮本さんの著作を読むのは『もしかして時代劇』以来なので、その間の作品も
読んでみようかな?と考えています。
江戸時代、良人との離縁を望んでも達せられない女が、最後の手段として駆け込み、
助けを求めることを幕法によって認められた二ヵ所の尼寺。
物語の舞台は、その一つ、相州鎌倉の東慶寺。
しかし、権現様に認められた縁切寺法とはいえ、できれば、帰縁するようにすすめることを第一としていた。
表題作『おねだり女房』は、わがまま放題に育てられた江戸屈指の材木商の娘しまが、
嫁いだ先の義母のしつけに耐えられず、七度も寺に駆け込んでは高価なものをねだって
嫁ぎ先に帰るという物語です。もちろん、事件はそれだけでは終わりません。
上辺だけで男女関係を見ていると、痛い目を見るという典型の物語。さらに、女もしたたかです。
私としては、宮本さんの著作を読むのは『もしかして時代劇』以来なので、その間の作品も
読んでみようかな?と考えています。