井筒屋パステルホールで行われた、『古今亭志ん朝 一門会』に行ってきました。
前座は二つ目の朝太さん。「垂乳根」をやってくださいました。
この噺を聴くのは二回目ですが、何度聴いても八五郎のお嫁さんの馬鹿丁寧さには笑えます。
名前を答えるだけでも、両親の名から幼名、そして「清女と申しはべるなぁりぃー」には大爆笑。
好きな噺です。
続いては真打の志ん五さん。演ってくださったのは「火焔太鼓」
貧乏な道具屋の甚平さんが、初めて仕入れた価値のある道具とその顛末。
わりと好きな噺です。
でも、同じような噺でも、どちらかというと「井戸の茶碗」の方が好きです。
この後、仲入りの前に「志ん朝の思い出」などを、今日出演の皆さんが語って下さいました。
入門のときの話に終始しましたが、母親を説得して連れて行き門前払いできないようにした方もいれば、
ひたすらお宅の門前で待っていた方、寄席では顔がよく見えないので入門するというのに、
志ん朝さんの顔を知らなかった方など、面白い話を聴かせていただきました。
最近は、入門するのに手紙に返信用の葉書を入れて「入門させる」「入門させない」のどちらかに
丸をつけるようにするという、結婚式の招待状じゃないんだぞ、というような逸話もあるようです(^^;)
さらに、一門の皆様からのサイン色紙の抽選会を自らやってくださいました。
ところが、あまりにもところどころに空席があるから、後で渡すのではなく、その場で
ちゃんといらっしゃる方々に直接渡すという形式になりました。
おかげで朝太さんが客席を縦横無尽に走り回る破目になりまして、
気の毒でした。多分、仕事の都合で来れなかった方々がいたのでしょうね。
仲入りの後は、志ん橋さんの「だくだく」
店賃をチャラにする代わりに、よそに引っ越すことになった男。
家財道具を運ぶ金も無いので、全て古道具屋に売ってしまい、引越し先では
壁に紙を貼り、絵の上手な先生に家財道具を描いてもらった。
そこへやってきた間抜けな泥棒はどうしたか?
盗む方も盗まれる方ものんびりした、何とも微笑ましい噺でした。
トリは志ん輔さんの「お見立て」
花魁のわがままとしつこい客との間の板ばさみにあう男の気の毒な噺です。
今日、これが一番面白かったです。
客に会いたくないからと、話がどんどんエスカレートしていくところが楽しいです。
最後に男はどうしたか?そりゃ開き直りもしますよねー。
古くからのお客さんには、志ん朝の弟子なのにいまいちだったという厳しい方もおられましたが、
私は、普通に楽しめました。
前座は二つ目の朝太さん。「垂乳根」をやってくださいました。
この噺を聴くのは二回目ですが、何度聴いても八五郎のお嫁さんの馬鹿丁寧さには笑えます。
名前を答えるだけでも、両親の名から幼名、そして「清女と申しはべるなぁりぃー」には大爆笑。
好きな噺です。
続いては真打の志ん五さん。演ってくださったのは「火焔太鼓」
貧乏な道具屋の甚平さんが、初めて仕入れた価値のある道具とその顛末。
わりと好きな噺です。
でも、同じような噺でも、どちらかというと「井戸の茶碗」の方が好きです。
この後、仲入りの前に「志ん朝の思い出」などを、今日出演の皆さんが語って下さいました。
入門のときの話に終始しましたが、母親を説得して連れて行き門前払いできないようにした方もいれば、
ひたすらお宅の門前で待っていた方、寄席では顔がよく見えないので入門するというのに、
志ん朝さんの顔を知らなかった方など、面白い話を聴かせていただきました。
最近は、入門するのに手紙に返信用の葉書を入れて「入門させる」「入門させない」のどちらかに
丸をつけるようにするという、結婚式の招待状じゃないんだぞ、というような逸話もあるようです(^^;)
さらに、一門の皆様からのサイン色紙の抽選会を自らやってくださいました。
ところが、あまりにもところどころに空席があるから、後で渡すのではなく、その場で
ちゃんといらっしゃる方々に直接渡すという形式になりました。
おかげで朝太さんが客席を縦横無尽に走り回る破目になりまして、
気の毒でした。多分、仕事の都合で来れなかった方々がいたのでしょうね。
仲入りの後は、志ん橋さんの「だくだく」
店賃をチャラにする代わりに、よそに引っ越すことになった男。
家財道具を運ぶ金も無いので、全て古道具屋に売ってしまい、引越し先では
壁に紙を貼り、絵の上手な先生に家財道具を描いてもらった。
そこへやってきた間抜けな泥棒はどうしたか?
盗む方も盗まれる方ものんびりした、何とも微笑ましい噺でした。
トリは志ん輔さんの「お見立て」
花魁のわがままとしつこい客との間の板ばさみにあう男の気の毒な噺です。
今日、これが一番面白かったです。
客に会いたくないからと、話がどんどんエスカレートしていくところが楽しいです。
最後に男はどうしたか?そりゃ開き直りもしますよねー。
古くからのお客さんには、志ん朝の弟子なのにいまいちだったという厳しい方もおられましたが、
私は、普通に楽しめました。