こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『年刊日本SF傑作選 虚構機関』大森望・日下三蔵〔編〕

2009-07-20 20:16:51 | 本と雑誌
虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫) 虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2008-12

2007年のベストSFを集めた作品集です。
どれか数編、自分が面白いと思うものを、ここに挙げたいと思ったのですが、
困ったことにどれも面白いのです。

相変わらずわけのわからない円城塔さんの「パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語」もわからないなりに面白いし(・・・って読めば分かりますって)、あまりにも絶望的な伊藤計劃さんの「The Indifference Engine」も主人公の思いと行動が理解できてしまい、何とも言い難い気持ちになってしまいます。

笑えるのは、田中哲也さんの「羊山羊」。笑いだけじゃありませんけど面白いです。
北國浩二さんの「靄の中」は、宇宙からの侵略物で、ラストが秀逸。
恩田陸さんの「忠告」は、人間の鈍感さと無能さに寂しくなりました。
かんべむさしさんの「それは確かです」は、懐かしくも切なさを感じる、星新一ファンには必読のショートショートです。

というところでメモ用紙の空白も尽きてきたので、この辺りで止めましょう。
他にもおすすめはあるのですが・・・というところで、ほら、空白が埋まりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年刊日本SF傑作選 虚構機関

2009-07-20 00:00:00 | 未分類
大森望氏・日下三蔵氏編 『年刊SF傑作選 虚構機関』を読みました。

2007年のベストSFを集めた作品集です。
どれか数編、自分が面白いと思うものを、ここに挙げたいと思ったのですが、
困ったことにどれも面白いのです。

相変わらずわけのわからない円城塔さんの「パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語」も
わからないなりに面白いし(・・・って読めば分かりますって)、あまりにも絶望的な伊藤計劃さんの
「The Indifference Engine」も主人公の思いと行動が理解できてしまい、何とも言い難い気持ちに
なってしまいます。

笑えるのは、田中哲也さんの「羊山羊」。笑いだけじゃありませんけど面白いです。
北國浩二さんの「靄の中」は、宇宙からの侵略物で、ラストが秀逸。
恩田陸さんの「忠告」は、人間の鈍感さと無能さに寂しくなりました。
かんべむさしさんの「それは確かです」は、懐かしくも切なさを感じる、星新一ファンには必読の
ショートショートです。

というところでメモ用紙の空白も尽きてきたので、この辺りで止めましょう。
他にもおすすめはあるのですが・・・というところで、ほら、空白が埋まりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする