こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『ミサキラジオ』瀬川深

2009-07-15 19:45:59 | 本と雑誌
ミサキラヂオ (想像力の文学) ミサキラヂオ (想像力の文学)
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2009-03

半島の突端にあるさえない港町ミサキ。
そこに、水産加工会社社長が作ったコミュニティFM局・ミサキラジオ。
それは、不思議な法則で時を越えて流れるラジオだった。

土産物屋、兼、作家は小説の朗読をし、タキ青年は、DJ、兼、観光市場販売員として働き始め、中年実業家は、売れない演歌の作詞家として、その曲を流す番組のスポンサーとなり、
ひきこもり女性は、高校の音楽教師によって音楽家としての天才性を見出され、その教師は、クラシック番組を担当していた。
さらにヘビーリスナーの第三の猫、良質の詩を書く女子高校生など、地元に根付いているような人々の様々に人生と、その変化が描かれる。

ラジオが時空を越える以外は、淡々とした日常の物語であり、日頃、SFやミステリを読みなれた身としては、読みづらいストーリーでした。
でも、ささやかながらも登場人物本人にはドラマティックな人生の変化も見られ、読後感も温かく、とても良い小説だと思えました。

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ミサキラジオ

2009-07-15 00:00:00 | 未分類
瀬川深さん『ミサキラジオ』をようやく読了しました。

半島の突端にあるさえない港町ミサキ。
そこに、水産加工会社社長が作ったコミュニティFM局・ミサキラジオ。
それは、不思議な法則で時を越えて流れるラジオだった。

土産物屋、兼、作家は小説の朗読をし、タキ青年は、DJ、兼、観光市場販売員として働き始め、
中年実業家は、売れない演歌の作詞家として、その曲を流す番組のスポンサーとなり、
ひきこもり女性は、高校の音楽教師によって音楽家としての天才性を見出され、その教師は、
クラシック番組を担当していた。
さらにヘビーリスナーの第三の猫、良質の詩を書く女子高校生など、地元に根付いているような人々の
様々に人生と、その変化が描かれる。

ラジオが時空を越える以外は、淡々とした日常の物語であり、日頃、SFやミステリを
読みなれた身としては、読みづらいストーリーでした。
でも、ささやかながらも登場人物本人にはドラマティックな人生の変化も見られ、読後感も温かく、
とても良い小説だと思えました。

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