こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

この世にひとつの本

2011-06-17 00:00:00 | 未分類
門井慶喜さん『この世にひとつの本』を読みました。

大塔印刷の社長・巌は、女流書家・坂部幽嶺のパトロンである。
その幽嶺が、五日前から行方不明になっていた。
さらに、大塔印刷の工場の同じ部署の社員が三人も白血病で亡くなっているという。
社長は、どちらについても息子の三郎に調査を命じた。

幽嶺の失踪の理由とその行方、社員の病の原因とは?

幽嶺の望むものと、社員の病の原因がこんなにも見事につながるとは!

史上最速の窓際族と言われる柴健彦ですが、記憶力は抜群ですし、何より人を見る目があったようです。
三郎の才能が、この調査によって見事に開花したのですから。

コメント
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