名古屋駅西のさびれかけた商店街で、昭和24年創業の喫茶ユトリロが、当時の姿のまま営業を続けている。
接客は七十歳の鏡味敦子。
キッチンは敦子の夫で現店主の正直、七十二歳が担当している。
ほとんどの客が長年の常連で、朝と昼は、ほぼ満席に近くなる。
主人公は、この夫婦の長男・昭光のひとり息子・龍、十八歳。
名古屋大学の医学部に入学したため、祖父母の家であるここに下宿することにしたのだ。
事の始まりは常連の岡田夫妻の玄関先に、手羽先の骨を置くイタズラが繰り返されているという悩みを龍も聞いたことから。
その後、龍と同じ講義を受けている平井駿に、名古屋の手羽先を食べたことが無いのを告白したため、名古屋飯に詳しい先輩・明壁麻衣を紹介してくれた。
たまたま食べている最中にイタズラの件を話したところ、先輩はすぐに行動をし、あっという間に解決してしまったのだ。
その後も‘‘カレーうどんとおかしなアフロ’’事件、‘‘海老フライと弱気な泥棒’’事件と明壁さんは見事に解決していくのだが・・・。
各章で名古屋飯を紹介してくれるのも楽しいのですが、事件が鮮やかに解かれていくところや、龍のほのかな恋心の行方も読みどころでした。
おっと、事件解決が一番ですかね?ミステリですし。いけないいけない(苦笑)。
お薦めです。
接客は七十歳の鏡味敦子。
キッチンは敦子の夫で現店主の正直、七十二歳が担当している。
ほとんどの客が長年の常連で、朝と昼は、ほぼ満席に近くなる。
主人公は、この夫婦の長男・昭光のひとり息子・龍、十八歳。
名古屋大学の医学部に入学したため、祖父母の家であるここに下宿することにしたのだ。
事の始まりは常連の岡田夫妻の玄関先に、手羽先の骨を置くイタズラが繰り返されているという悩みを龍も聞いたことから。
その後、龍と同じ講義を受けている平井駿に、名古屋の手羽先を食べたことが無いのを告白したため、名古屋飯に詳しい先輩・明壁麻衣を紹介してくれた。
たまたま食べている最中にイタズラの件を話したところ、先輩はすぐに行動をし、あっという間に解決してしまったのだ。
その後も‘‘カレーうどんとおかしなアフロ’’事件、‘‘海老フライと弱気な泥棒’’事件と明壁さんは見事に解決していくのだが・・・。
各章で名古屋飯を紹介してくれるのも楽しいのですが、事件が鮮やかに解かれていくところや、龍のほのかな恋心の行方も読みどころでした。
おっと、事件解決が一番ですかね?ミステリですし。いけないいけない(苦笑)。
お薦めです。