こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『君はレフティ』額賀澪

2017-04-24 19:18:27 | 読書感想
高校二年生の古谷野真樹は、交通事故に遭い重体に至ったが一命はとりとめ、見た目はすっかり元気になった。
ただし、全生活史健忘という記憶喪失になった以外は。

つまり、知識はあっても経験は忘れているのだ。
自分自身のついてはもちろん、同じ写真部の生駒佳佑と春日まどかのことさえ。

生駒も春日も、クラスメイトも、そんな古谷野を受け入れてはくれたが、ある日から「7.6」というメッセージが校内のあちらこちらに描かれるという出来事が起き始める。
メッセージの主と、その意図とは何なのか?

読み終わってみると、つくづく事故前の古谷野っていい奴だったんですねえ。
とはいえ、それを後の古谷野まで踏襲することは無いと思います。
だって、多分お互いに将来苦しむことになるんじゃないかと思えるから。
そういう意味で、早く別のお相手が見つかることを祈らずにいられません。
コメント
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