こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

CD『HIROKO TANIYAMA 45th SINGLE COLLECTION』谷山浩子

2017-04-29 20:03:31 | CD・DVD等
谷山浩子さんが45年間に出したシングルレコード&シングルCDの曲を、A面・B面・カップリング曲全てにおいて収録した3枚組のアルバムです。

Disc1の「銀河系はやっぱりまわってる」については大丈夫です!回ってますと谷山さんにお伝えしたく思いました。

全体的、基本的な好みとしては、Disc2からが私の好きな曲が多いのですが、「お早ようございますの帽子屋さん」「カントリーガール」「窓」は、1の中では特に好きです。
Disc2には、地球滅亡三部作の1つ「ガラスの巨人」も入っていて、とても気に入っています。
三部作のあと2つは「粉雪の日」「テングサの歌」でしたっけ?
ただ、滅亡という意味からすれば、「穀物の雨が降る」も入っているような気がします(^^;)

私がシングル曲で特にお気に入りのベスト3は、「風になれ―みどりのために―」「海の時間」「ひとみの永遠」かなあ?あ、でも、「銀河通信」も特別です。

あと「ひとりでお帰り」は、谷山さんご自身も仰っているように、励ましソングにしては厳しくて、私自身、苦しい状況にいたときには、この言葉は辛かったです。

最後に、このアルバムは何しろ3枚組ですから、聴き終わるのに3日かかりました。
それでもやはり、この世界が好きなんですね。飽きることはありません。
それと、なかなかシングルB面って、後のファンになると一層聴くチャンスが少なくなるので、いい機会だったと思います。
収録曲の割に、安価じゃないでしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『人魚姫の椅子』森晶麿

2017-04-29 19:39:15 | 読書感想
海野杏は中学三年生の時に母を亡くし、義理の父・公造と宝松市鈴香瀬町で暮らしている。
杏は母を亡くして以来、自分を楽しませるために毎日海辺でノートを広げてお話を書くようになった。

今は高校のクラスメイト・五十鈴彗斗が、朝早くに自転車でよくここを通りかかり、となりにやって来ては何を書いているのか尋ねたりしている。

ある日、杏は、親友・若槻翠にラブレターの代筆を頼まれ、迷いながらも承知してしまう。
しかし完成されたラブレターを受け取った翠が、想い人に渡したのか渡さなかったのかを知る間もなく、彼女は失踪してしまう。
どうやら彼女の想い人は彗斗だったらしく、彼は間もなく警察の事情聴取に連れて行かれてしまう。

平穏だった町がその日をきっかけに、混乱し、どこか悪意に満ちた人々でいっぱいになったような感覚に陥りそうなくらい、変貌して見えました。
それだけでもとても辛く、結果として判明する事件の様相があまりにもグロテスクなのにも、心が痛みました。
心が辛い時や、ふさいでいる方には、お薦めできません。
でも、青春の成長ストーリーではありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする