こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『ひとり旅日和』秋川滝美

2020-02-10 19:52:10 | 読書感想
 
梶倉日和は、東京都内に住む24歳。
大学卒業後、小宮山株式会社に就職して2年目の会社員。

人見知りがひどく、なかなか笑顔もできず話そうとしても声が小さくなってしまう為、就職活動の面接で不採用になってきたところを、社長の小宮山が拾ってくれたようなものだった。
そんな中、直属の上司である仙川が小宮山に敵意を抱いているために、日和を『目の敵』にして説教する事が度々だった。

ある日、小宮山に呼ばれた日和は、仙川の八つ当たりについての今後の対応を考えている事を話してくれた上で、気晴らしにひとり旅をすすめてくれた。

思い立ったが吉日と、終業後ガイド本を探しに書店に立ち寄ったところ、ひとり旅の達人で職場の先輩の加賀麗佳に会い、アドヴァイスをもらう事ができた。

片道2、3時間の日帰りから始めたひとり旅ならではの行き当たりばったりのお気楽旅。
この物語では、パワースポット巡りと美味しい物がメインテーマでしたが、ひとり旅は自分のテーマで好きなペース配分で動けるところが心身ともに楽なところですよね。

秋川さんらしく、美味しいお酒と食べ物がたくさんでしたが、その中でも福岡の「筑紫もち」
話の中では名前は出ませんが、多分、これだと思うんです。
発祥の地の方が美味しいかと思えば、福岡のは違った美味しさという評価でした。
最近の私は予算の関係で旅もできませんが、福岡の旅で出てきた名前の挙がっていない店を探してまわるのも面白いかもしれません。私には近場ですから。

面白かったですよ。
コメント
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