土壁英朗は警視庁で要人警護をしている、いわゆるSPだ。
この度、テロリストが大臣に向けて放った二発の弾丸を、代わりにその身に受け、一発が左足の骨まで砕き入院する事になった。
退院の日、同僚の皆がメールで旅行にでも行ってこいと言うので、お言葉に甘えて、両親の離婚後会えていず三年前に亡くなった母の墓参りに、母の実家に初めて行く事にした。
実は両親は駆け落ちで結婚していたのだ。
実家のある北海道米津平町に行ってみると、かなり裕福な家であり父違いの弟がいた上に、彼自身が座敷牢に閉じこもっていた。自分が母親を殺したと思っているらしい。
薄々、ある事が初めから企まれた事だとは思っていましたが、そこまで大ごととは考えていませんでした。
ただ、その結論として、土壁が選んだのが真相解明ではなく、小さな幸せというのがミステリらしくないと同時に、理解できるものでもありました。
最後に気になるのが、内容ではありませんが本文で未来の事を「義弟」と表現していた事です。
母方の血が繋がっているのですから「義理」ではないはず。
重箱の隅を楊枝でほじくるようでごめんなさい。
裏表紙のあらすじでは異父弟になっていたので、余計に気になりました。
この度、テロリストが大臣に向けて放った二発の弾丸を、代わりにその身に受け、一発が左足の骨まで砕き入院する事になった。
退院の日、同僚の皆がメールで旅行にでも行ってこいと言うので、お言葉に甘えて、両親の離婚後会えていず三年前に亡くなった母の墓参りに、母の実家に初めて行く事にした。
実は両親は駆け落ちで結婚していたのだ。
実家のある北海道米津平町に行ってみると、かなり裕福な家であり父違いの弟がいた上に、彼自身が座敷牢に閉じこもっていた。自分が母親を殺したと思っているらしい。
薄々、ある事が初めから企まれた事だとは思っていましたが、そこまで大ごととは考えていませんでした。
ただ、その結論として、土壁が選んだのが真相解明ではなく、小さな幸せというのがミステリらしくないと同時に、理解できるものでもありました。
最後に気になるのが、内容ではありませんが本文で未来の事を「義弟」と表現していた事です。
母方の血が繋がっているのですから「義理」ではないはず。
重箱の隅を楊枝でほじくるようでごめんなさい。
裏表紙のあらすじでは異父弟になっていたので、余計に気になりました。