こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『おわかれはモーツァルト』中山七里

2022-03-20 19:49:05 | 読書感想
 
先天的全盲のピアニスト・榊場隆平は、ショパンコンクールで2位になった事から、日本全国のツアーを企画できるほど人気が上がっていた。

そんな中、彼が盲目だというのは嘘ではないかという虚偽のゴシップを自作してでも出版社に売り込もうとしている寺下というフリーライターが現れた。
寺下は、これまでも多くの芸能人を嘘のゴシップネタで泣かせてきて、自殺者もいたばかりか恐喝までしているようだ。

今回も恐喝をしてきたので何とか話し合いをしようとしていたところ、寺下は他殺体として発見された。
しかも発見場所は、榊場自宅の練習室だった。
身に覚えのない榊場だったが警察も彼を被疑者と思っているようで、しつこく事情聴取しようとしてくる。
一計を案じた彼は、コンクールで知り合ったある人物に助けを求める。

榊場の練習室が発見現場という事で、私もずいぶん考えまくりました。
それがまさか、ああいう人物とは思いませんでした。
そりゃあ、登場人物の人間関係全てが載せられるわけもないのでアリなんですが、してやられたという気分でした。
面白かったです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする