こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

いまいち

2007-11-19 00:00:00 | 未分類
寒くなってはきましたが、紅葉には、まだまだですね。
写真を撮ろうかと思ってはいたのですが、きれいじゃないのでやめました。

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明日は寒くなるそうな。

2007-11-18 00:00:00 | 未分類
今日も寒いのですが、明日も寒くなりそうですね。
明日は、本が読めるかな?

久しぶりに結城恭介さんのHPに行ったら、トップページだけになっていました。
しばらく本が出ていないけれど、体調は大丈夫なのでしょうか?

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オチケン

2007-11-17 00:00:00 | 未分類
大倉崇裕さん『オチケン』を読みました。

優柔不断で決断力が無く、プレッシャーに弱く本番に弱い越智健一が入学できたのは、
入るつもりが無く、リラックスして受験できた私立大学・同学院。
落研に入部したのも、落とした学生証を拾ってもらった流れで部室に連れて行かれ
何となく、といった調子。部員があと一人いなければ廃部、という状態で見込まれたのだ。

落語なんて、まったく知らないのに、二人の先輩に振り回され、これまたいつの間にか
学院内の事件と陰謀を解決させられる破目に・・・。
おかげで、ろくに授業にも出られず、落第しそうだ。

越智にヒントだけ与えて事件を解決させ、ほとんど落語の稽古をつけてくれないあたり、
どちらかというとミステリ研っぽいのですが・・・。
研究会は増えるのに部室が増えない現在、部室を巡る陰謀はまだまだ続きそうです。
謎に古典落語がからむあたり、まだまだ知らない噺を知る機会が増えそうなのが
楽しみです。特に、上方落語に触れる機会が少ないので、そちらが増えるのを希望します。

本編はともかく、エッセイで大倉さんが落語はミステリに似ているというのには、異論ありですね。
ジャンルにとらわれない様々な要素を含んだ幅広い面白さ、懐の深さが落語の魅力だと思っていますから。
まぁ私などは、落語を聴き始めたばかりのひよっ子で、偉そうに言える立場ではありませんけどね(^^;)

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厨房ガール

2007-11-16 00:00:00 | 未分類
井上尚人さん『厨房ガール』を読みました。

唐沢理恵は、七年間つとめた警視庁を辞め、名門料理学校で学んでいる。
ただ、理恵は本番とか試験に弱く、緊張と興奮で頭の中が真っ白になってしまうのだ。
それだけならまだしも、落ち着かせようと肩をたたいた人物までも投げ飛ばしてしまうという悪癖も持つ。

元料理人の正木に、お前はシェフになれないと言われ賭けをする理恵。
様々な経歴を持つ様々な年齢の人々を同級生として修行を重ね、成長していく。

問題は、学校の名前の略称がSWATであるためか、たびたび事件が起き、謎が生まれ、
解決せざるをえない破目に陥ることだ。

料理の基礎から学べて、その繊細さを教えられ、過去の常識を覆す知識まで知ることができ、
その上、ミステリの楽しみも味わえるなんて、最高ですね。

でも、料理学校は仮の姿、厨房にいながらにして要人を守る隠れた狙撃チームの大活躍、
という物語でも面白かったかも、と妄想してしまいました(^^;)
名前で正体バレバレですけどね。

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ホテルジューシー

2007-11-15 00:00:00 | 未分類
坂木司さん『ホテルジューシー』を読みました。同作者の『シンデレラ・ティース』と姉妹編です。

さて、柿生浩美は大学生。
幼い頃から、忙しい両親の代わりに弟妹の世話と家事を引き受けてきたしっかり者だ。
しかし、弟妹も高校生になった分、彼女が心配するべきことは減り、
母が遊ぶなら今のうちと、それら全てから開放してくれた。
だが、無為な時間のすごし方を知らない彼女は、夏休みに南の島のホテルで働くことに決めた。
良くも悪くもいい加減なホテルの人々、そして何かしらトラブルを持ち込むホテルの客。
それらに振り回される彼女だが・・・。

今までの人生で、責任を負わされてばかりで肩に力の入っていた浩美が、ホテルの人々に慣れ、
事件が起こるたびに、少しずつ物の見方に余裕ができてくるところが、読んでいてこちらも勉強になりました。
ホテルの従業員も、いい加減に見えて、大切なところは押さえている魅力的な人々でした。
素敵な成長物語です。

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