こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

紅葉狩り

2007-11-25 00:00:00 | 未分類
近くの公園に、紅葉を見に行きました。
うまく撮れているでしょうか?

あと、こんなのとか。

これは、公園じゃないのですが
黄色が欲しかったので、撮ってみました。

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脱線!たいむましん奇譚

2007-11-24 00:00:00 | 未分類
横田順彌さん『脱線!たいむましん奇譚』を読みました。
昭和53年発行の本です。
はっきり言って、駄洒落・下ネタSF短編集です(^^;)
いやー、ここまで畳み掛けるように駄洒落と下ネタを連発されると、読んでいて疲れますね。
すごい破壊力です。
特に気に入っているのは『20**年宇宙の旅』と『STAR BAWS』
中学生の時、『銀河パトロール報告』と『ポエム君とミラクルタウンの仲間たち』(だったと思う)を
読んではいましたが、ここまですさまじかったとは思っていませんでした。
あ、一応ほめているんですよ、これ。
ただ、体力があるときじゃないと読めません。

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人喰い病

2007-11-23 00:00:00 | 未分類
石黒達昌さん『人喰い病』を読みました。

低体温症の女性を治療しようと、様々な調査をしているうちに出会ったその一族の謎『雪女』
数週間から二ヶ月間で確実に死に至る奇病「全身性皮膚潰瘍症」の原因をつきとめようと
我が身の危険をかえりみず研究する医師たちの物語『人喰い病』
迷った山の中で腰を落ち着けた鍾乳洞で見つけた、雌雄同体らしい神秘的な水蛇の観察と捕食『水蛇』
蜂に付きまとわれ、日常生活も送れなくなった男の末路『蜂』

どれも不思議でありながら、主人公はしっかりと現状を分析して冷静なところが共通していて、
理系小説と銘打たれるゆえんだなぁ、と感じました。
ちょっと、とっつきにくいかもしれませんが、読み出すと面白かったです。

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戸田巽探偵小説選I

2007-11-22 00:00:00 | 未分類
戸田巽さんの短編ミステリを収録した『戸田巽探偵小説選I』を読みました。

探偵小説と銘打っているけれど、探偵は出てきません。
殺人事件も、犯罪者側から書かれていたり、謎だけで答えは出てこなかったりで、
肩すかしをくらったような気分になりました。
でも、血なまぐさい殺人現場さえも出てこないので、ミステリ初心者にはもってこいかもしれません。

私が特に気に入っているのは、完全犯罪をもくろんでいながら罠にはまってしまった男の話『第三の証拠』
たちの悪い女に騙された男の話『隣室の殺人』
花柳界の狡猾な女将の話『或る待合での事件』
骨の髄まで悪質な男どもを描いた『出世殺人』
こういう殺人の仕方もあったんだ、と目を見開かされた『三つの炎』
悲しい男の最後を描いた『幻のメリーゴーラウンド』
あれ?このまま行くと全部好きってことになりそうなので、このくらいで。
一番印象的なのは『退院した二人の癲狂患者』でしょうか?

ただ、どれも面白いんだけど、読後感が薄く感じられます。
毒も意外性もあるし、話が二転三転して読者を惑わせる面白さもあるんですけど、なぜでしょう?

明治生まれの人らしく、評論・随筆篇は、気難しく難解な言葉を使いたがる人だな、という印象でした。
あの説明では、純文学と大衆文学の違いがよく解らないんですけど、芸術的な文学って、
どういうものなのでしょうか?一般大衆の私には難解でした。
芸術的なミステリってどういうものなのですか?

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つくもがみ貸します

2007-11-20 00:00:00 | 未分類
畠中恵さん『つくもがみ貸します』を読みました。

器物の中でも、生まれて百年を経ると妖と化すものがいる。それが『付喪神』
深川に、小さな小道具屋兼損料屋の出雲屋という店がある。
そこは、お紅と清次という姉弟がやっているのだが、彼ら以外の者がいない時には、
付喪神が噂話に花を咲かせる。
『しゃばけ』などとは違い、付喪神たちは人と話をしてくれません。
聞きたいときは、黙ってその噂話に聞き耳を立てるだけ。

それでも、江戸での様々な事件やお紅の気にする蘇芳の行方を、彼らを貸し出すことによって情報を集め、
解決していきます。

少しずつ小出しにされる蘇芳の情報は、私の気持ちをやきもきさせ、お紅の想いや清次の秘めた想いを
一層強く感じさせました。
各章の扉の色も、それぞれのタイトルの色となっており、なかなか粋ですね。
でも、使う紙の材質や大きさによって、ずいぶん色の印象が変わってくるものだとも思いました。

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