畠中恵さんの『つくもがみ貸します』を読みました。
器物の中でも、生まれて百年を経ると妖と化すものがいる。それが『付喪神』
深川に、小さな小道具屋兼損料屋の出雲屋という店がある。
そこは、お紅と清次という姉弟がやっているのだが、彼ら以外の者がいない時には、
付喪神が噂話に花を咲かせる。
『しゃばけ』などとは違い、付喪神たちは人と話をしてくれません。
聞きたいときは、黙ってその噂話に聞き耳を立てるだけ。
それでも、江戸での様々な事件やお紅の気にする蘇芳の行方を、彼らを貸し出すことによって情報を集め、
解決していきます。
少しずつ小出しにされる蘇芳の情報は、私の気持ちをやきもきさせ、お紅の想いや清次の秘めた想いを
一層強く感じさせました。
各章の扉の色も、それぞれのタイトルの色となっており、なかなか粋ですね。
でも、使う紙の材質や大きさによって、ずいぶん色の印象が変わってくるものだとも思いました。
器物の中でも、生まれて百年を経ると妖と化すものがいる。それが『付喪神』
深川に、小さな小道具屋兼損料屋の出雲屋という店がある。
そこは、お紅と清次という姉弟がやっているのだが、彼ら以外の者がいない時には、
付喪神が噂話に花を咲かせる。
『しゃばけ』などとは違い、付喪神たちは人と話をしてくれません。
聞きたいときは、黙ってその噂話に聞き耳を立てるだけ。
それでも、江戸での様々な事件やお紅の気にする蘇芳の行方を、彼らを貸し出すことによって情報を集め、
解決していきます。
少しずつ小出しにされる蘇芳の情報は、私の気持ちをやきもきさせ、お紅の想いや清次の秘めた想いを
一層強く感じさせました。
各章の扉の色も、それぞれのタイトルの色となっており、なかなか粋ですね。
でも、使う紙の材質や大きさによって、ずいぶん色の印象が変わってくるものだとも思いました。