山田正紀さんの『白の協奏曲』を読みました。
呪われた曲を演奏した翌日、M交響楽団は、スポンサーたる商事会社を大型倒産で失い、
解散のはめに追い込まれた。そして、楽団再興のために、悪い奴らに寄付をあおぐことに決めたのである。
つまりは、集団詐欺を働くことになったのだ。
しかし、こんなことが永つづきする筈がない。テロリストの若い娘に脅迫され、
楽団再興の金と引き換えに、東京ジャックの片棒をかつがされるはめになったのである。
でもいつしか情報は警察に漏れ、彼らが独自の情報機関を持つべき理由を国民に知らしめるための
ある計画に利用されることになった。
何のための東京ジャックなのか?誰が誰を操っているのか?楽団員の命は風前の灯なのか?
まるで、つなわたりをするような計画と、黒幕の真意が見えないことに、
初めから終わりまでハラハラしどおしでした。
そして明かされる、悲しみに満ちた東京ジャックの理由。
登場人物全員の行動とその行方も意外性に富んだものでした。
これは面白すぎます。
日本ならでは、山田さんならではの大人の冒険小説。新作も楽しみになりました。
ちなみにこの作品、初出が1978年ですので古い描写があり、とまどわれることと思いますが、
そんなことは気にならないほど面白いので、ぜひ読んでみてください。
今日、用事のついでに図書館に1冊だけ本を返しに行き、返却を済ませたところ、
新刊コーナーにリクエストしたいと思っていた本があり、手に取りました。
すると、カウンター内から「如月さん、リクエスト本が4冊来ていますよ」との声。
はい、それ以上は貸し出し限度を超えますので借りられません。
泣く泣く本を書棚に戻したのでした。
リクエストしまくっているので、もう顔パスなのでしょうか?
呪われた曲を演奏した翌日、M交響楽団は、スポンサーたる商事会社を大型倒産で失い、
解散のはめに追い込まれた。そして、楽団再興のために、悪い奴らに寄付をあおぐことに決めたのである。
つまりは、集団詐欺を働くことになったのだ。
しかし、こんなことが永つづきする筈がない。テロリストの若い娘に脅迫され、
楽団再興の金と引き換えに、東京ジャックの片棒をかつがされるはめになったのである。
でもいつしか情報は警察に漏れ、彼らが独自の情報機関を持つべき理由を国民に知らしめるための
ある計画に利用されることになった。
何のための東京ジャックなのか?誰が誰を操っているのか?楽団員の命は風前の灯なのか?
まるで、つなわたりをするような計画と、黒幕の真意が見えないことに、
初めから終わりまでハラハラしどおしでした。
そして明かされる、悲しみに満ちた東京ジャックの理由。
登場人物全員の行動とその行方も意外性に富んだものでした。
これは面白すぎます。
日本ならでは、山田さんならではの大人の冒険小説。新作も楽しみになりました。
ちなみにこの作品、初出が1978年ですので古い描写があり、とまどわれることと思いますが、
そんなことは気にならないほど面白いので、ぜひ読んでみてください。
今日、用事のついでに図書館に1冊だけ本を返しに行き、返却を済ませたところ、
新刊コーナーにリクエストしたいと思っていた本があり、手に取りました。
すると、カウンター内から「如月さん、リクエスト本が4冊来ていますよ」との声。
はい、それ以上は貸し出し限度を超えますので借りられません。
泣く泣く本を書棚に戻したのでした。
リクエストしまくっているので、もう顔パスなのでしょうか?