こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

れんげ野原のまんなかで

2011-10-26 00:00:00 | 未分類
森谷明子さん『れんげ野原のまんなかで』を読みました。

新人司書の文子が配属された秋葉図書館は、財政難の折、この土地の豪族の末裔である
秋葉氏が寄付してくれた土地に建てられた、不便な立地にある図書館である。

立ち寄る人も少ないのんびりした図書館でも、様々な事件は起こるもので・・・。

物語の一つ一つに何かしらの本が登場しますが、私自身はタイトルは知っていても
読んでいない本ばかりでした。
謎の元となる本なので、一度、読んでみたいと思っています。

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星火瞬く

2011-10-25 00:00:00 | 未分類
葉室麟さん『星火瞬く』を読みました。

フィリップ・フランツ・シーボルト。

彼が、シーボルト事件で日本を追われて29年後に、再び息子を伴って来日していたとは、知りませんでした。
この物語の主人公は、息子のアレクサンダー。
幕末の動乱の時代、日本には、日本人に限らず様々な野心家が暮らしていたようです。

まだローティーンのアレクサンダーにできるのは、時代の波に流されながら見守るだけ。
物足りなく感じましたが、その観察から、当時の日本人がどれほど独立国家を守るために苦労していたかが
よく分かりました。

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真夜中の探偵

2011-10-24 00:00:00 | 未分類
有栖川有栖さん『真夜中の探偵』を読みました。

日本から、北海道が「日ノ本共和国」として独立宣言をした世界。
日本では、探偵活動は法律で禁じられており、空閑純の父親は、そのために留置場に拘留中。
その上、同じく探偵をしていた母親は行方不明。
純は、母の行方の手がかりを、何としてでもつかもうとしていた。

母の行方を探すために関わった仲介者と呼ばれる人々。
なりゆきで、純は、彼らが巻き込まれた殺人事件のトリックを解き明かすことになります。

果たして純は、探偵禁止の日本の中で、探偵家業を始めるのでしょうか?
母親の行方と共に、気になるところです。
長いシリーズになるのでしょうか?

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オタク川柳

2011-10-23 00:00:00 | 未分類
「オタク川柳」選考委員会編集による『オタク川柳』を読みました。

オタク自身ばかりでなく、その周辺の人々がオタクについて描写した川柳を集めたものです。
私自身も、普通の人々から見ればオタクなのでしょうが、まだまだ浅いです。
そんな心境を語った句もあって、同士を得た気分になりました。

何よりも、この本が市立図書館にあったのが、一番の驚きでした。

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黄金夢幻城殺人事件

2011-10-22 00:00:00 | 未分類
芦辺拓さん『黄金夢幻城殺人事件』を読みました。

小説から映画フィルム、そして演劇まで、縦横無尽に活躍する少年探偵・七星スバル。
どこまでが現実で、どこからが架空なのか。
また、途中の休憩のように入った様々な短編も、古典などを通じて現実を皮肉り、
読者を楽しませてくれます。

目がくらみそうな、めくるめく物語世界は、
じっくりと読まないと、置いていかれそうになる錯覚に陥らせてくれます。
ゲストの森江春策さんも、うれしかったです。

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