退出ゲーム

初野晴さんの『退出ゲーム』を読みました。

穂村千夏と上条春太は、清水南高校一年生。
廃部寸前の吹奏楽部で、吹奏楽の‘‘甲子園’’普門館を夢見ている。
さらに、共に吹奏楽顧問の草壁信二郎先生に恋心を抱いている。

脅迫事件から始まって、部員獲得の代わりに依頼された謎解きなど、４つの謎を解き明かすミステリ短編集。

私は中でも、アメリカにわたり一時期行方不明になっていた男性の見たエレファンツ・ブレスと
ＰＴＳＤの背景にあったものに、驚きました。
あの時代に、そのような出来事があったのですね。
目を開かされます。

『ニコニコ時給８００円』海猫沢めろん

ニコニコ時給８００円 価格：￥ 1,680（税込） 発売日：2011-07-26

東大法科大学院修了予定で、司法試験も合格しているというキノキダが、
時給８００円の自称老舗マンガ喫茶のバイトをしにやってきた。

一ヵ月後、店の棚は見違えるように美しく並べ替えられ、新刊は充実し、
店員も健全な心と身体でまごころのおもてなしを提供し、
お客さんは日増しに増え・・・などというふうに物事は簡単に美しく進まない。

この「マンガ喫茶の悪魔」を始め、洋服屋、パチンコ屋、農家など、
時給８００円の様々な仕事が描かれています。

どれ一つとして、タイトルのようにニコニコとは行きません。
最終話だって、夢だけ食べているような男を抱え込んでいるわけですし。
でも、この最終話で救いを感じてしまいました。
物理的にはダメダメなのに、なぜでしょうか？

ニコニコ時給８００円

海猫沢めろんさんの『ニコニコ時給８００円』を読みました。

東大法科大学院修了予定で、司法試験も合格しているというキノキダが、
時給８００円の自称老舗マンガ喫茶のバイトをしにやってきた。

一ヵ月後、店の棚は見違えるように美しく並べ替えられ、新刊は充実し、
店員も健全な心と身体でまごころのおもてなしを提供し、
お客さんは日増しに増え・・・などというふうに物事は簡単に美しく進まない。

この「マンガ喫茶の悪魔」を始め、洋服屋、パチンコ屋、農家など、
時給８００円の様々な仕事が描かれています。

どれ一つとして、タイトルのようにニコニコとは行きません。
最終話だって、夢だけ食べているような男を抱え込んでいるわけですし。
でも、この最終話で救いを感じてしまいました。
物理的にはダメダメなのに、なぜでしょうか？

訂正再び(^^;)

昨日書いた『バナナ剥きには最適の日々』の感想に、訂正があります。
嫌な作品と思ったのは「祖母の記録」でした。
表題作は、まあまあです。

綱渡りの読書と感想は、いけませんね。もっと余裕のある読書をしないと、
同じことを繰り返しそうです。

訂正

昨日書いた『バナナ剥きには最適の日々』の感想に、訂正があります。
嫌な作品と思ったのは「祖母の記録」でした。
表題作は、まあまあです。

綱渡りの読書と感想は、いけませんね。もっと余裕のある読書をしないと、
同じことを繰り返しそうです。