こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『ローウェル骨董店の事件簿』椹野道流

2013-07-22 19:46:49 | 本と雑誌
ローウェル骨董店の事件簿 ローウェル骨董店の事件簿
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2012-12-26

第一次世界大戦後のイングランド。
兵役を拒否したため逮捕され足が不自由になった兄デューイと、戦争で左目と右手に傷を負った弟デリック。
お互い、罪悪感や遠慮などで別々に離れて暮らしている。
二人の幼なじみエミールは、彼らの仲直りを取り持とうと心をくだいているのだが。

今回、女優姉妹の姉の方が、疲れ果てるほど追われた末に殺されるという事件があり、検死官であるデリックと刑事のエミールがかりだされることになる。
姉が握っていたAのイニシャルのボタンは、犯人のものなのか?

私が初めに疑っていた容疑者については、作者のミスリードだったのですね。
外れたのは残念ですが、外れたことでホッとしたのも事実です。
また、この事で兄妹の仲が修復されたことが、何よりもうれしく感じました。
この結末だと、続きがありそうな気がしますね。

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ローウェル骨董店の事件簿

2013-07-22 00:00:00 | 未分類
椹野道流さん『ローウェル骨董店の事件簿』を読みました。

第一次世界大戦後のイングランド。
兵役を拒否したため逮捕され足が不自由になった兄デューイと、戦争で左目と右手に傷を負った弟デリック。
お互い、罪悪感や遠慮などで別々に離れて暮らしている。
二人の幼なじみエミールは、彼らの仲直りを取り持とうと心をくだいているのだが。

今回、女優姉妹の姉の方が、疲れ果てるほど追われた末に殺されるという事件があり、
検死官であるデリックと刑事のエミールがかりだされることになる。
姉が握っていたAのイニシャルのボタンは、犯人のものなのか?

私が初めに疑っていた容疑者については、作者のミスリードだったのですね。
外れたのは残念ですが、外れたことでホッとしたのも事実です。
また、この事で兄妹の仲が修復されたことが、何よりもうれしく感じました。
この結末だと、続きがありそうな気がしますね。

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『いつまでもショパン』中山七里

2013-07-21 19:52:30 | 本と雑誌
いつまでもショパン (『このミス』大賞シリーズ) いつまでもショパン (『このミス』大賞シリーズ)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-01-10

ポーランドのショパンコンクールの会場で、殺人事件が発生した。
被害者は、テロを捜査していた刑事で、死体からは両手の指十本が切り取られていた。

主人公はコンクールのコンテスタントで、曾祖父の時代からの音楽家の家系に生まれたヤン・ステファンス。
ポーランド人で、家名と国民の期待との重圧と戦う者だった。

それからも続くテロの中で、続行されるコンクール。
コンテスタントの中には、27歳で参加した日本人の岬洋介もいた。

様々なプレッシャーと戦いながらピアノに向かうヤンは、優勝することができるのか?
また、一連の爆破テロの犯人‘‘ピアニスト’’とは誰なのか?

犯人当て、近いところまで行っていたのですが惜しかったです。
あと、岬があの病さえ持っていなければとも思いましたが、そのことがなければノクターンは聴けなかったんですよね。

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いつまでもショパン

2013-07-21 00:00:00 | 未分類
中山七里さん『いつまでもショパン』を読みました。

ポーランドのショパンコンクールの会場で、殺人事件が発生した。
被害者は、テロを捜査していた刑事で、死体からは両手の指十本が切り取られていた。

主人公はコンクールのコンテスタントで、曾祖父の時代からの音楽家の家系に生まれたヤン・ステファンス。
ポーランド人で、家名と国民の期待との重圧と戦う者だった。

それからも続くテロの中で、続行されるコンクール。
コンテスタントの中には、27歳で参加した日本人の岬洋介もいた。

様々なプレッシャーと戦いながらピアノに向かうヤンは、優勝することができるのか?
また、一連の爆破テロの犯人‘‘ピアニスト’’とは誰なのか?

犯人当て、近いところまで行っていたのですが惜しかったです。
あと、岬があの病さえ持っていなければとも思いましたが、そのことがなければノクターンは聴けなかったん
ですよね。

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『オール・クリア2』コニー・ウィリス

2013-07-18 19:57:36 | 本と雑誌
オール・クリア2 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) オール・クリア2 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2013-06-06

「終わったーあ!」
読了後の私の第一声が、これです。

まぁ、ウィリスさんは執筆に八年、大森さんは翻訳に二年かけていらっしゃるのですから、読み応えがあるのは当然です。

結末は大団円とはいきませんでしたが、全員、過去と彼らの現在の中で精一杯頑張って生きて、最大限の努力をし、歴史を形作ったのだと思います。

もう史学部はタイムトラベルをしないのかなと思うと寂しいのですが、ずいぶん長く楽しませていただいたので、よしとすべきなのでしょうね。
充実感のある読書でした。

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