こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『屋上のウインドノーツ』額賀澪

2016-01-19 19:26:18 | 読書感想
スロースターターのため、幼なじみの・青山瑠璃の金魚の糞でしかなかった給前志音は、高校進学において、瑠璃とは別の高校を選択した。

高校でもスタートの遅い志音は、なかなか友達ができなかったが、一人屋上で父の形見のドラムスティックでエアドラムをしていると、三年生の吹奏楽部部長・日向寺大志に勧誘され、そのしつこさと決め台詞に入部を決意することとなった。

初めは何にも興味が持てず自信無さげだった志音が、東日本大会を目標に頑張るようになったところもいいのですが、大志の中学時代の心の傷と、それを乗り越えていく姿も素晴らしく思えました。
そして、彼らのその後も楽しく読ませていただきました。
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『理系男子の‘‘恋愛’’トリセツ』高世えり子 瀬地山角

2016-01-18 19:22:23 | アニメ・コミック・ゲーム
そっかー、理系男子って婚活市場で‘‘優良物件’’なんですね。
知らなかったなー。

というのは、置いておいて。
理系男子とオタク男子って、割と似通っているように思えるのは、気のせいでしょうか?

そして私自身、恋愛偏差値とオシャレ偏差値が低いもので、他人事とは思えません。

そんなわけで「理系クン、頑張ってね。オバさん、遠くから応援しているわ」ってな気分になりました。

理系クンに興味のある女性にお薦めです。面白いですよ。
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『SFまで10万光年以上』水玉蛍之丞

2016-01-17 19:40:33 | 読書感想
カテゴリの選択に迷ってしまったこの本。
確かにネタは『SFまで10000光年』から遠ざかっておりますな。

とはいえ、やはりヲタクネタに事欠かない(?)エッセイなのは事実で、大変面白く読みました。

多分、竹本泉さんのエッセイコミックスと並んで、事ある毎にランダムに開いて読む大切な本となるでしょう。
内容をほとんど覚えていても、読みたくなるんですよね。
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『トワイライト・テールズ』山本弘 (再読)

2016-01-17 19:29:42 | 読書感想
怪獣が地球、特に日本に多く実在する世界を描いた『MM9』のシリーズです。
三年ぶりに読んだせいか、すっかり内容を忘れていました。

自分の空想と現実の区別がつかずに、怪獣災害のど真ん中に飛び込んだ少年。
幼い頃、恐竜好きの少年が湖で出会った少女と、その湖に棲むという恐竜との思い出。
大人にも子どもにも、ひどい仕打ちをされ続けてきた少女が出会った、宇宙から来た神様を名乗る恐竜との顛末。
ジャングルの中に落ちた国家機密を背負った宇宙船と、捜索隊がジャングルで出会った類人猿と暮らす少女の話。

どれもとても魅力的で、つらい面も多くありながら大変面白い物語でした。
昨年の11月に、文庫版が出ています。
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『世界はゴ冗談』筒井康隆

2016-01-16 19:30:24 | 読書感想
短編集です。

冒頭の「ペニスに命中」からして、認知症の男性が妄想を元に暴走していく姿を描いてハラハラさせ、ある意味、スカッとさせて下さいます。

そういう意味では、「教授の戦利品」も悪意の上の爽快感(?)というか、嫌悪感の上で綱渡りをしている感じの物語となっています。

「アニメ的リアリズム」も、アニメの画像表現を文章で表現した面白い作品です。

「三字熟語の奇」は、「どこが奇なのかなあ?」と文字を追って退屈しきったところに、奇が現れてホッとしました。

表題作は、強力な太陽嵐によって世界中が混乱する話でした。

他も、とても面白いのですが、長くなるので特に気に入った作品を列挙させていただきました。
面白かったです。
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