ハンサムで頭脳明晰、エリートの音無警部は、無類のぬいぐるみ好き。
だからというわけではないのだが、彼の関わる事件には、ぬいぐるみがからんでくる。
八十センチ四方の箱に入った大きなパンダ、祖母の形見分けとなったクマ、玩具店の新装開店記念に無料配布されたリス、昔の事件関係者が作ったフクロウ、ラストは警部に首ったけの則竹佐智枝刑事が昔の学友の結婚祝いに持参したペアのテディベア。
初めの四篇を解決するのは警部ですが、最後の事件は佐智枝の天敵、階藤美月。
警部への恋心がばれてからというもの、則竹刑事は、いいように遊ばれています。
もちろん、本題の推理も鮮やかに決めていますので、ご心配なく。
私としましては「あの日、嵐でなければ」と「離背という名の家畜」が好きですが、タイトルとしての面白さは「パンダ、拒んだ」でしょう。
ミステリとしても、それ以外の部分でも、とても面白く読めました。
だからというわけではないのだが、彼の関わる事件には、ぬいぐるみがからんでくる。
八十センチ四方の箱に入った大きなパンダ、祖母の形見分けとなったクマ、玩具店の新装開店記念に無料配布されたリス、昔の事件関係者が作ったフクロウ、ラストは警部に首ったけの則竹佐智枝刑事が昔の学友の結婚祝いに持参したペアのテディベア。
初めの四篇を解決するのは警部ですが、最後の事件は佐智枝の天敵、階藤美月。
警部への恋心がばれてからというもの、則竹刑事は、いいように遊ばれています。
もちろん、本題の推理も鮮やかに決めていますので、ご心配なく。
私としましては「あの日、嵐でなければ」と「離背という名の家畜」が好きですが、タイトルとしての面白さは「パンダ、拒んだ」でしょう。
ミステリとしても、それ以外の部分でも、とても面白く読めました。