家内が今日(25日)作ったクリスマスケーキです。
ほんとうはクリスマスイブ(きのう)に作るのが普通なのでしょうが、明日の来客を見越して今日になった次第です。
子供たちが小さくて家にいるころは、イブにはかならずケーキがありました。
キリスト教信者でもなく、神様に敬虔な祈りを捧げるわけでもないのに、クリスマスイブというものがやってきて、その日はケーキがありました。
ケーキは、家族団欒の一つの象徴だったのですね。
サンタクロースのプレゼントを期待して、靴下を枕元に置いて寝る・・・それができること、これも幸せの一つの形でしょう。
実は大昔、わたしが小さかったころ、イブが明けた朝、お菓子が一つ枕元に置いてあったことを今でも覚えています。
普段の駄菓子とは違う、乳白色の衣をまとった少し凝ったお菓子でした。味もそれまで食べたこともないものでした。
きっと、両親が奮発してくれたのでしょう。
サンタクロースの存在を信じる ‘夢見るころ’ が過ぎても、温かい思い出は、生きているかぎり、なくなることはないのですね。