興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

「ひやおろし」の季節

2017-10-14 | 美酒・美味探訪

日本酒の世界では、今が「ひやおろし」の季節です。

ひやおろしとは、冬に仕込み、春に搾った酒を、蔵元の涼しい蔵で一夏(ひとなつ)熟成させ、秋に出荷する酒のことです。

搾りたての酒より、旨みが増すといわれています。

去年は山形県高畠町の「米鶴純米原酒ひやおろし」を飲みましたが、今年は岐阜県多治見の「三千盛純米大吟醸 悠醸(ゆうじょう)」を手に入れました。
「ひやおろし」です。

酒には、その時季にしか飲めない酒というものがある。ひやおろしは、今しか買えない酒なのです。(言い訳はいいから・・・)

 

 

   
 
冷蔵庫で冷やして飲むと、「悠醸」は上品なすっきりした味わいの酒でした。
とっておきの薄口の猪口でいただきました。

開栓後冷蔵庫で保管し、次の日ぬる燗で飲むと、たっぷりと旨みのふくらむ芳醇な酒でした。

熟成した美酒は、状況に応じ、いかようにもその姿を変えるのでしょう。

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