興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

「鮨屋で飲む」愉しみ

2015-06-21 | 美酒・美味探訪

いいお鮨屋さんを見つけた。

この一年ほど、2~3か月おきに通っている。

ネタが良く、その割に高くない。
料理物も味がいい。煮物など薄味で素材の味が活きている。
プロの板前の腕だ。

なによりわが家に比較的近く、遠い都心まで行かなくていい。鄙(ひな)にはまれな名店と思う。

鮨好きな家内を一度連れていったら、すっかり気に入って、2か月も間が空くと「また行こう」と催促される。

上の写真は ‘中トロと白身の仲間たち’ 。(正式名称ではありません)

 

 

 

 

これは上寿司一人前。


ところでわたしは昔から、酒飲みにとっては、鮨屋で飲むのがいちばん贅沢なのではないか、と思ってきた。

2~30年前、仕事でお世話になった画家のI先生(故人)に誘われ、その方の馴染みの鮨屋で何回かご馳走になったことがある。

先生は寿司をつまむ前に、毛蟹をさばいてもらったり鮎を焼いてもらったりして、ゆっくり酒を楽しんでおられた。

「鮨屋で飲む。なんて粋な飲み方なんだろう」
と、そのときわたしは心底そう思った。いつかわたしもあんな風に飲みたいものだと。

しかしながらその後、わたしは鮨屋には、それほど頻繁には行けなかった。概して居酒屋より高いからだ。


でもこれからは、飲む回数を減らし、あちこち違う店に行くのでなく、この鮨屋をメインしようかと思っている。


それはどこの何という鮨屋? とこれをお読みの方は思われるだろうが、あえて名前をふせておきたい。
繁昌店で、今でも予約がとりにくいからである。

わたしの隠れ家ということで、お許しいただきたい。

2015.6.21



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