血がつながっているわけではないスリーパー(敵国に潜入して一般市民のふりをして長期間住み続けるスパイ)家族のうち、娘たちが敵味方に分かれるが最終的に和解する話。アメコミ活劇であると共に文字通りのシスターフッドものでもある。監督が女性というのに納得。
拉致によって一種の洗脳状態に置かれていたかつての自分たちを解放するドラマも絡む。
アメコミ活劇は今や必ず現代的なテーマやモチーフを持ち込んで料理している。
押井守が「攻殻機動隊」実写絡みで言っていたけれど、フローレンス・ピューと並ぶとスカーレット・ヨハンソンはかなり小柄でハリウッド的体形ではないのがわかる。「アベンジャーズ」シリーズでまわりがみんなデカくてCGやコスチュームで膨れ上がった男ばかりだとかえって気づかなかった。