「ニューヨーク恋物語」第9章を書いた。
ここに来て、初めて舞台はニューヨークへ。
これまでは題名とは似つかわしくない
東京と横浜の日々が延々と続いてきた。
第8章までお付き合い頂いたことに感謝している。
第9章と第11章と最終章の舞台がニューヨーク。
行ったこともない国を想像しながら書いている。
だから描写は少しリアルじゃないかもしれないが
それはフィクションの物語ということで読んで頂きたい。
第9章は大沢の悶々とした胸の内を描き
そして今日子への想いを高まらせて行った。
この章では何も変化がないのが面白みに欠けるけれど
これも最終章に繋げていくステップだと思っている。
もっとニューヨークのことを詳しく描きたかったが
知識もなく掲載出来る写真も少なく、これで精いっぱいだった。
大沢がニューヨークでどんな暮らしをしているかを
わかってくれればと思った。
実はこの時点で、ある一節を残し
最終章が95パーセント出来上がってしまった。
10章・11章が出来ぬうちに一足飛びに書いてしまった。
それほど私のお気に入りの最終章である。
不思議なもので、行ったこともないニューヨークが身近に感じる。
セントラルパーク、タイムズ・スクエア、マンハッタン・・・
次々と光景が浮かんでくる。
第11章では「大沢と今日子」はニューヨークで再会する。
高まる気持ちのために、この第9章や来週の第10章は必要だ。
読者の方はどのような結末を望み、また想像しているか
それを考えるとワクワクしてくる。
クライマックスの最終章のほぼ完成と残りの章への意気込み。
第10章や第11章ではイマドキの若者を象徴させたり
人生とは何が一番大切かを表現できればいいと思うのだが。
私の拙い表現ではどこまで書けるか。
時には自信満々に、時には自信喪失の繰り返しの中で書いている。
BGMにビートルズを聴きながら・・・。
私の年がわかってしまいそうだが、今はなぜかビートルズの気分。
きっとジョン・レノンとオノ・ヨーコが暮らしたニューヨークに
愛の物語が重なるのかもしれない。
二人が暮らしたダコタ・アパートがある
アッパー・ウエストサイドは物語の最後に登場する。
大沢の大きな愛に今日子が優しく包まれる場所でもある。