マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

真実と偽りの価値

2005年07月23日 | 私の想い
tenko050723

「引田天功スーパーイリュージョン」
行って来た。
プリンセス・天功のマジックショーだ。

昔からマジックの種明かしがわからない私。
どんなに目を凝らして観てもわからない。
今日も終始キツネにつままれたようだった。

どうして箱の中にいた人が消えるのか。
どうして何もない箱から天功が出てくるのか。
どうして天功の体が宙に浮くのか。

Why? Why? の世界。
私のような人間が多いからマジックショーが成り立つのかも。

マジックには必ず仕掛けがあって
絶対に騙されないでおこうと目を皿のようにして観る。
何か糸口があるはずだと、必死で考えるがわからない。
仕掛けがわからないから面白いし
人が消えたり、天功が出てきたり、天功が宙に浮くと
感動の拍手を送るのだ。

マジックでは真実のようにショーが進められる。
けれどそれは真実ではなく、偽りだ。

今日のマジックショーを観て思った。
世の中には偽りごとが多い。
真実を知ることだけがいいことだとは思わない。
時には最後まで嘘をつき通した方が幸せなこともある。

例えば「癌の告知」
絶対に告知すべきでない人もいる。
うちのダーリンは告知出来ない人だと思う。
告知すると彼をダメにしてしまう。

癌を告知して、一緒に戦えない人。
嘘でもいいから「癌じゃない。ただの胃潰瘍だ」と言った方が
がんばって生きようとする人。

最近私は入院している母に嘘をつくことが多い。
それは優しい嘘だ。
その嘘を嘘と知りつつ
信じようとする母と信じさせようとする娘。

嘘をつくことは罪深いことなのだろうかと思ってしまう。
偽りの中にいた方が時としていい場合もある。
今日のマジックを観てそう思った。

tenko050723

さてさて・・・おみやげには
可愛い天功のキティちゃんハンドタオルと
プリンセス・天功のマジカルキャンディを買った。
キャンディを口に入れるとハッカの味がした。




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