・(絵)恩田チロ、(原作)坂井音太
このタイトルをみて、なんだかエロいことを想像をした君、<はいアウトゥゥゥ!!!>
おなかをふくらませるといっても、別にいけないことをするわけではない。単に食べ物でふくらませるだけなのである。なにしろ弟はしっかり者とはいえ、まだ小学生である。そう、漫画のジャンルとしては、決してエロ漫画ではない。グルメ漫画なのだ。
姉の市川京子は、貫井高校一年の美少女四天王に入るくらい可愛らしく男子の人気も高いのだが、プロレスが大好き。女友達とプロレスの技をかけあって喜んでいる。それが、フランケンシュタイナーとかジェーマンスープレックスとか、なんとも本格的なのである。普段の言動もヘンで暴走しがちなので、弟の忍に言わせれば「大変」ということらしい。
実は二人は血が繋がっていない。京子の父と忍の母が再婚して二人は姉弟になったのだが、両親が同時に亡くなって、今は二人で暮らしている。二人に共通していると言えば、どちらも料理が得意なところか。互いに相手を(姉弟として)溺愛しているが、ちょっと行き過ぎでそれがなんとも楽しいのだ。
姉には、梨由子という若い叔母(なんと25歳)がおり、彼女が二人の保護者のような感じなのだが、元ヤンキーでなかなか迫力のある人だ。姉は苦手意識を持っているが、結構面倒みはいいようである。ちなみに、自分のことを叔母さんと呼ばれるとキレる。<梨由子姉ちゃん>と呼ばないといけないらしい。
忍はなかなか可愛らしい容姿をしているので、学校ではおませな女子たちの妄想の対象になっているようだ。しかし、男の子はいつまでも子供ではない。やがては・・・(以下略)
かなりヘンな美少女姉としっかり者の弟の繰り広げるグルメ&ホームコメディはなかなか楽しい。この1巻目を読んですっかり気に入ってしまった。
なお、この作品、2018年3月号から、作画を内藤らぶかに交代して、「姉のおなかをふくらませるのは僕おかわり」として「別冊ヤングチャンピオン」にリニューアル連載されているようだ。こちらにも注目したい。
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※初出は、
「風竜胆の書評」です。