文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:ドラゴン桜2(1)

2018-04-22 10:02:54 | 書評:その他
ドラゴン桜2(1) (モーニング KC)
クリエーター情報なし
講談社

・三田紀房

 あの伝説の受験マンガが返って来た。前シリーズでは、底辺校だった龍山高校を、暴走族あがりの異色弁護士である桜木建二が、東大合格の目標を掲げて進学校として復活させる。2003年から2007年まで講談社の「モーニング」に連載されていた。

 しかし、進学校に変貌したはずが、この巻においては、今年は東大を9人受験して全員不合格となっている。龍山高校は再び凋落しつつあるのだ。

 その凋落の原因を作ったのが、理事長代理で女帝と呼ばれる龍野久美子。学校は自分の物と考えており、どうもこの高校を廃校にしてなにかを狙っているようだ。

 前シリーズで、東大合格1号の水野直美は今では弁護士になり桜木の弁護士事務所で働いている。彼女が進んだのは理一のはずなのに、なぜか弁護士に。まあこういう例はたまにあるので、別に不思議ではないが。

 しかし、桜木が理事になった時の演説で、水野のことをあれだけバカだったのに東大にいけたと紹介したのはちょっとかわいそうな気も。

 2020年の教育改革(改悪)を見据えて、果たしてどのように話が展開していくのか。これは楽しみだ。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。
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