文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

美祢桜祭り

2018-04-08 19:17:40 | 旅行:山口県


 今日は、初めてあんもないと号というコミュニティバスに乗って、市の中心部まで行ってきた。昨日がイベントなどが行われる本番の日だったので、行くつもりだったが、出ようとしたら雨が降っていたので止めた。今回は第31回にあたり、開催は4月6日~7日で、イベントは昨日だけだが、出店は今日までとなっていたので、行ってみたのだが、上の写真のように桜も散ってしまい、出店も目に付いたのはわずかに一つだけだった。葉桜で花見をしている人も僅かながらいたが、今日はほとんど何もやっていない。結局近くにあるザ・ビッグで買い物をして帰っただけになってしまった。



 ちょっと寂しかったので、まだ花の咲いていた桜の枝の写真をアップしておこう。
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書評:半乳捕物帳

2018-04-08 10:53:35 | 書評:小説(その他)
半乳捕物帳 (実業之日本社文庫)
クリエーター情報なし
実業之日本社

・花房観音

 これはタイトルからも想像できるように、もちろんあの有名な「半七捕物帳」のパロディである。まあ最後に掲載されている「謝辞にかえて」の中で、著者が、「岡本綺堂先生、ごめんなさい」と誤っているからいいか。

 ストーリーは、徳川将軍家の血を引くお七が、右乳に葵の紋のタトウを入れて、花のお江戸で起こるエロエロ事件に挑むというもの。この辺り、色々交じっているような気もするのだが、そんなことは気にしない。敵を前にすると、お七は、この紋が見えるようにふくらみまでは見せるのだが、決して先っちょは見せない。

 そして決め台詞のバリエーションは色々あるのだが、必ず江戸をエロと言い間違えて訂正するのだ。例えばこんな具合。

「エロ・・・・・・いえ、江戸の悪は、決してこのあたしが許さない。」(p257)

敵は徳川に恨みを持つ伊賀忍者の末裔という桃雲斎と丈円というふぇろもん出しまくりのエロ坊主。

 お七といっしょに行動するのが、同心の片山兵衛。こちらは大体が敵の手に落ちて男からいろいろとやられる(うわっ、想像しただけで鳥肌が!)係だ。

 そしてお七の子分の金と玉 正確な名前は金之助と玉五郎。‥お七が呼ぶときは大体二人の頭文字を続けて呼ぶ。妙齢の娘がなんとはしたないことを・・(笑)

 それにしても、ぱいずり花魁とか、吉原おっぱい軍団とかえすえむとか、なんやねん。アイドルも真っ青の坊主っ子組みだとか坊主っ子組みじゅにあなんてのも出てくる。真面目に読めばツッコミどころ満載なのだが、そんなことをするのは野暮というもの。とにかく笑えるのである。

 こういった明らかなパロディものは大好きなのだが、そこはさすがに花房観音。エロエロな場面も結構あり(でも笑ってしまう方が多いかな)なかなか楽しめる。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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