文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

其中日記 02 (二)

2021-06-12 16:54:20 | 書評:その他

 

 

本書は1月1日から始まって、3月19日で終わっている。しかし何年の1月1日か分からない。ただ山頭火が其中庵を開いたのが、昭和7年で、続く03は、昭和8年3月20日から始まっているので、昭和8年の日記だと思われる。この日記の中に日本が国際連盟を脱退したことが書かれており、それが昭和8年のことなので、そのことからも裏付けられる。

 山口弁で仲の良い友達のことを「ちんぐう」という。私が子供の頃は年寄の間ではまだ使っていた記憶があるが、今でも使われているかどうかは分からない。山頭火にとっては樹明君という人がちんぐうで、彼に関する記述が多い。次のちんぐうは啓治という人かな。

 山頭火は焼酎をやめるやめると何度も言っている。

ここで私は重大な宣言をする、ー今後は絶対に焼酎と絶縁する。



焼酎よ、お前と永劫に縁を切る。



 ただ、酒と麦酒は別のようである。いやアルコール全般を止めろよと思うのだが。

 だが、結局焼酎すら止められないようだ。

焼酎即死!と思ひながら、どうしても縁が切れない。
☆☆☆☆

 

 

 

 

コメント
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