文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

生まれた直後に捨てられたけど、前世が大賢者だったので余裕で生きてます(1)

2023-07-20 09:34:47 | 書評:その他

 

 主人公はレウスという赤ん坊。前世はアリストテレウスという世界を救った大賢者だった。しかし、大賢者と言えど死の運命からは逃れられない。そこで、彼がやったのは転生すること。だから彼は前世の記憶を完全に持っている。

 このレウス、大賢者なのだが、同時にエロ爺い。特に女子のたわわが大好き。魔法の名門で辺境守護を任されているブレイゼル家に生まれたのはいいのだが、魔力が3しかないということで、生まれてすぐに捨てられてしまう。実は、計測をしたのが、自分が作った失敗作の魔力計測器。実は彼の魔力は1103なのだが、計測器のメモリの関係で表示が2桁しかないので、下2桁が表示されたのだが、思い込みで2桁以上が出るとは思っていない。

 生まれてすぐ禁域の森に捨てられたレウスだが、魔狼から乳をもらって生き延びる。そして冒険者の試験を受けることになる。冒険者になろうというのは、前世で出会った転生者が冒険者になって、可愛らしい女の子に囲まれてモテモテになっていたからだ。

 魔力計測器の件からは、人間いかに思い込みが恐ろしいかということだ。きちんと現象を評価したなら、レウスを捨てることはなかったのに。

 レウスの赤ん坊のくせにエロ爺いぶりがなんとも面白い。果たしてレウスはエロエロながら、どのような活躍を見せるのだろう。

☆☆☆☆

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする