雨、12度、93%
香港は亜熱帯に属しています。そのせいか大きくなる木は、信じられないくらい成長します。ここ数年、古い大きな木を守ろうと言う、運動が始まりました。木のコンテストなどもあり、言われ、古さなどを競います。これも、香港が小さな町だから出来ること。
バニヤンツリーは、枝から沢山空中に根をたらします。こういう根のことを、気根と言うそうです。この木は、保護樹木として登録されたバニヤンツリーです。
ところが一昨年、保護樹に指定された古い木が、大雨の後、倒れて下敷きになった人が亡くなりました。それから樹木を守るか、古い木を伐るか、あちこちで問題になりました。結局は、人名が第一,伐られることになります。そういうニュースを見ると、木を伐る場面で、胸が痛みます。
このバニヤンツリーは、気根が通行人の邪魔になると問題視されて、
観光客も多いこの通り、この木の根を記念に撮影する人も沢山です。切り揃えられたからよかったものの、伐り除いた方がいいと言う意見までありました。
実は、この木の下でわたしは何度も雨宿りをさせてもらっています。亜熱帯のサーっと降る通り雨のときなど、格好の雨宿りの場所です。
伐り除かれなくなって、胸をなでおろしたのはわたしだけではないと思います。