雨、14度、66%
紙で出来た犬が店先にあるこのお店、まるで、おもちゃ屋さんの店先のよう。まだまだあります。ここは、香港島の西、サイイップン。おもちゃ屋さんのような店が4-5軒、軒を連ねています。
写真の真ん中には、競馬のレース場、馬も6頭走っています。
紙札、と言えば、日本ではお神社でいただく、お札です。我が家でも、家人に母がお正月を過ぎると送ってくれます。ところが、香港、台湾などでは、きっと中国本土でも同じだと思いますが、亡くなった方に捧げる、こうした紙で作られたものを言います。 この、競馬のレース場、きっと競馬が好きだった方に捧げられるものです。
故人があちらに行っても、生きているときのように生活できるようにと言う思いもあります。
もちろん、おもちゃのようなお金のお札もあります。そして、特別な物を頼むと作ってもくれます。これらは、故人と一緒に、葬られるそうです。
香港で、葬儀には出席したことはあるのですが、出棺から後は、見たことがありません。
どこの国でも、故人を思う気持ちは、同じです。残った人の思いが故人に寄り添って、行ってくれるのでしょう。