曇り、14度、70%
金曜日から、香港では、ラグビーのセブンスが行われていました。昨夕のイングランドとニュージーランドのファイナルの前に、日本に向けての黙祷がありました。私たちもテレビの前で、黙祷しました。
私のブログのサブタイトル、刺繍が好きなどと書いてあるのに刺繍の話なんて全然出てきません。昨年の暮れ、家人に「今年はひとつも刺していないね。」と言われ、あら、ホント。
我が家の壁にある私の刺繍の額。写してブログにのせようと試みたことしばしばです。でも、プロのようにはいきません。額のガラスに、カメラを持った私が、しっかりと写っています。
どうした拍子にか、急に針を持ちたくなります。その拍子が、自分の中のどこから来るのか,未だにつかめていません。
目の細かい麻の布に、花糸と言う草木染の木綿の糸で刺すクロススッテチです。麻の布も、所々に縒りがあって、糸も太かったり、細かったりします。
この糸の色合い、麻の布の感触がとても好きです。この、デンマークの刺繍が日本に紹介されたのは、30年ほど前でしょうか。東京の柿の木坂にあった、山梨へムスロイドで、糸や布を求めました。当時は、今ほど我が家は余裕がなかったのに、普通の刺繍より随分とお金のかかる、この刺繍を家人は文句ひとつ言わずに、私にさせてくれました。
刺繍自体は、小さい頃から刺していたので人に習わなくても出来たのです。とにかく細かい目を埋めていく、その作業が楽しくて仕方ありません。
服にも食器にも花柄が少ない私の持ち物ですが、額に納まっている刺繍はほとんどが草花です。金曜日から始まった香港のセブンスを見ながら、クリスマスローズを刺しはじめました。まだ、めがねをかけていないので、以前よりスピードが落ちています。それでも、長年の感で針を進めます。もし、この歳から始めようとしたら、この目の細かさについていけないでしょう。
出来上がったら額に入れる前に写真を撮ります。そうすれば、私が写りませんからね。