霧、19度、100%
ペーパーナイフなんて、使わない人の方が多いかもしれません。私にとっては必需品です。反古になった紙の裏を、メモ代わりに使います。紙を小さなサイズに切り分けます。ペーパーレスを目指しているのですが、まだ、仕事で使う印刷物が反古として出てきます。
一番長い付き合いのペーパーナイフです。小学校のころから使っています。当時、福岡市では年に1,2度、中国の物産展がありました。40年以上前ですから、日中国交正常化されるの前の話です。亡くなった父が私に買ってくれました。実は、この龍の形ずうっと好きではありません。ところが、切れ味は抜群です。
一番上の木のペーパーナイフは、家人がパリの蚤の市で買ってくれました。
裏には、イニシャルの飾り文字です。フランスでは、ページを切る本が未だに多いそうです。ところが、このペーパーナイフ、ほとんど切れません。それでも、家人と歩いたゴタゴタした蚤の市の思い出があります。
赤いのは、封筒を開ける専用のもの。プラスチックですが、よく切れます。すぐ使えるように、机の上にのっているのですが、恥ずかしいことに、郵便受けから我が家に帰るエレベーターの中で、待ちきれずにびりびりと封を切ってしまうことが多いのです。
何気なく使っている日常のものも、こうして手に取ってゆっくり見ると、切れる切れないに関係なく、思い入れがあります。持ち物は少なくと、思いつつも、大事に側においておきましょう。