曇り、18度、85%
3月に入ると、気温の上昇とともに、一雨ごと、風の後、春の気配が強くなってくる香港です。
曇った日が多い中、遠目にも目を楽しませてくれるのが、ブーフェニア。香港の国の花です。そして、その風情から 日本人は香港桜と呼んでいます。近くでみると、似ても似つかぬ花ですが、山間を薄紅色で染めるこの花、山桜の趣があります。ピンクばかりでなく白、色の濃い紅色もあります。
ブーフェニアと同じく、春先から秋口まで花をつけ続ける、ブーゲンビリア。
香港例年、3月の中旬に政府の共催で花の展覧会が行われます。場所は、香港島のビクトリアパークです。繁華街のトンローワンと近接したこの公園、プールやテニスコートも有する大きな公園です。今年のテーマの花が、ヒヤシンス。 政府が管理する道脇の花壇は2月の終わりからヒヤシンスが植えられました。ヒヤシンス、花の期間が短いので、枯れると、また、すぐに新しく植えられます。おかげで、いい香りです。
香りといえば、香港の木犀は、銀色。 金木犀のようにびっしりと花をつけることはありません。匂いも微かです。この銀木犀、年に2回花を付けます。今は、春咲き。
足元に目を向けると、 たちつぼすみれや こんな花達がみられます。
こんな時期まで咲いているのが珍しい、 煙火花。煙火、花火のことです。以前は、香港、年に1度だけしか花火があがりませんでした。旧正月の2日目だけでした。この花、旧正月頃咲きます。花火のように見えることから、香港では煙火花と呼ばれています。
コットンツリーのつぼみが大きく膨らみ始めました。アカシアの花のつぼみがポツポツみられます。今週末は、また、冷え込むそうです。短い春のまっただ中の香港です。