曇、22度、88%
先日、福岡のIKEAに行きました。私の住む市内の西から福岡市を通り抜け東の方へ向かいます。香港にいる頃はバスで15分で行けたIKEAです。繁華街のど真ん中、ビルの地下にあります。IKEAのイメージの広い駐車場なんてありません。車で行っても、パーキングのサービスもありません。地価が高い香港です。福岡のIKEAはびっくりするほどの駐車場の広さです。あたりは新興の住宅地のようですが、郊外型の大規模なモールが建ち並んでいました。
お目当は大したものではありません。週日の開店早々に行ったのに、たくさんのお客さんです。車のナンバーを見れば九州各県から来ています。お目当のものの一つはココさんにぬいぐるみです。IKEAの子供向けのぬいぐるみは目も鼻も全部刺繍ですから、いくら噛んでも安心です。レジを出ると、目の前にスウェーデンからの食品が置かれています。北欧ですから、サーモンやニシンの瓶詰めが売り物でしょう。ニシンの瓶詰めはなかなか美味しかった記憶があります。陳列の冷蔵庫に瓶詰めに並んでチーズがありました。スウェーデンのチーズです。
主人が香港から戻ってくるときは、必ず尋ねてくれることがあります。「何か不自由してるものはない?」いつも同じ応えです。「チーズ。」チーズはありますが、種類も少なくポーションも小さく、エッと思うほどお高い輸入物のチーズです。思う存分食べることができません。主人のスーツケースから出てくるチーズはいちばんの楽しみです。
スウェーデンのチーズは食べたことがないなあと思い手に取ります。パッケージもIKEAらしく洒落ています。ひとパック300グラム、持ち重みのするチーズです。普通のチーズらしくお値段だって手頃です。そこで2つ買いました。
「OST」とどちらのパッケージにも書かれています。そう言えば昔、「オスト」というチーズがあったことを思い出しました。明治乳業だったかな?赤いコートを着た女の子の絵が箱についていました。「オスト」はスウェーデンの言葉でチーズの意味だそうです。パッケージを透かして見るチーズはどちらも同じように見えますが、まずは手前のチーズを開けました。
小さな気泡がある牛のミルクから作られたチーズです。 300グラムの塊を前に満足のいく美味しさです。プロセスチーズではない普通のチーズです。薄く切ってはワインと一緒にいただきました。ふたパック、600グラム、しばらくチーズが楽しめそうです。