曇り、26度、65%
暑くなるとやっぱりカレーが食べたくなります。お昼に一人分のカレーを作りました。レンティル豆のカレーと白身魚のカレーです。
ベジタリアンも多いインドでは豆のカレーというか豆のカレースープのようなものが多くあります。ベジタリアンばかりか普通に家庭の食卓に上がる豆カレーです。日本ではひよこ豆のカレーの方が有名ですが、レンティル豆や緑豆のカレーが一般的なようです。豆をコトコトとスパイスと煮るだけですから至って簡単。 やや小豆にも似たレンティル豆は煮崩れてお腹いっぱいになる一品です。 豆カレー用のマサラを最後に一振りすると、家の台所が急にインドの香りに変わります。
魚のカレーは南インドで多く食べられるようです。鯖のカレーも美味しいのですが、今回は骨つきの白身の魚を使いました。 インド南と北では気候の違いで使うスパイスも変わって来ます。 左のマスタードシードは、南ならではのスパイスです。南ではココナッツミルクも使います。 ココナッツミルクを切らしていたので、ココナッツのフレークと水でココナッツミルクを作ります。 カレーリーフは生のものが手に入らないだろうと、香港から戻ってくる引越しの荷物に家で乾燥させたものを入れました。おしまいは開けたばかりのフィッシュマサラを一振り。
日本人の繊細な香りを楽しむ料理とは違います。しっかりはっきりとした香り、辛味もメリハリがあります。粉のスパイス、丸のままのスパイスをまるで手品師のように使いこなすインド人です。
チャパティのようなパン、普通のプラオライスと合わせてもいいのですが、レンティルのカレーをいっぱい作ってしまったので、このふた品だけでお昼です。インド料理を作るときは換気扇をつけずに料理の香りを楽しみます。