晴、27度、81%
香港にいた頃、近くに小さなインド料理の店がありました。インド人4人でお店をやっています。小さいおじさん、色の黒いお兄さん、目の大きな無愛想なおばさん、そして時々デリバーをする痩せたおじさん。香港にいる間はよくインド料理を食べました。もちろんインドにも数回足を運びました。贔屓のお店がかなくなって、行き着いたのが近くの小さなインド料理屋さんでした。決まって頼むのはチキンテカ。あとはその日の気分です。チキンテカはモモさんも好物でした。
日本に戻って来て、ほうれん草カレーという言葉をよく目にします。日本でもほうれん草のカレーが浸透中です。ほうれん草カレーとの出会いは、ずいぶん昔、初めはお豆腐とほうれん草で作りました。インド本場ではパンニールというチーズと合わせます。そこで、パンニールを作ってほうれん草のカレーを作りました。そのうち、香港にはこのパンニールが冷凍で入って来ましたので、冷凍物を使いました。
このところ、近所にあったインド料理屋さんの小さなおじさんが作るカレーが懐かしい。そこで、数十年ぶりにパンニールを家で作ってほうれん草のカレーを作りました。日本ではパンニールはウェッブで売っているようです。
牛乳にレモン汁を入れ火にかけます。 分離したところを漉して、
重石をして水を抜きます。
しっかりと固まったら切り分けます。
これがインドのチーズパンニールです。
このチーズとほうれん草をペースト状にしたものに 各種のスパイスを入れて出来上がり。最後にギーと生クリームを入れました。生クリームもよくインド料理に使われます。
合わせるのはナンやチャパティでもいいのですが、昨日はプラオライスを作りました。グリーンピースと人参を入れたベジタブルプラオ。 もちろんお米はバスマティライスです。
このパンニールとほうれん草のカレー、自分が欲しいお味になかなか近づけないでいました。いつも何か物足りない。昨日は、ひとくち口に運ぶや、「あっ、小さいおじさんの味だ。」と大喜び。夏の夕方、モーローミュウ街の道に出されたテーブルで主人とモモさんと食べたお味です。
冷凍物のパンニールより自分で作るパンニールはコクがあります。昨日は大満足。ベジタブルプラをが残っています。明日はチキンマサラでも作りましょうか。