曇、28度、79%
どこが悪いというわけではありません。ただ、歳がちょうど60歳になりました。30年ぶりに日本に戻って来ました。昨年は血液検査すらしていません。煩雑な日本帰国の手続き、やっと引越しを終えたと思ったら、思いがけずモモさんを亡くすことになりました。身体的にも精神的にも随分と疲れていました。それでも風邪ひとつひきません。主人の勧めで初めて半日人間ドックに行きました。
日本の病院に自分のために行くのも数十年ぶり、香港で病院に行ったのも3年前の婦人科が最後です。半日の人間ドックです。腹腔部のエコー、胸のレントゲン、足の血圧、最後が胃カメラでした。
当日最後の先生との面談で、胃カメラの映像を見せていただきました。50歳以上の人の80%にいるとされるピロリ菌の検査をしたほうがいいとお勧めです。追加で検査をお願いしました。自分の胃が元気に動いている様子に感激しました。
検査の結果を聞きに行くのは緊張します.おっとりしたおじいさん先生です。たとえ大きな病気があっても怖くない気がします。血液検査の結果の紙と血管の状態の紙を渡されました。たった2枚だけ。どこも異常ないとのことです。ただ、年齢相応に胃の粘膜が薄くなっているので、食べ過ぎ、辛いものに注意してくださいとおっしゃいます。辛いもの好きには耳が痛い話です。エコーで腎臓に泡状が見えるそうですがこれも問題はないそうです。脂肪肝が気になっていました。40年ほぼ毎日、アルコールをいただいています。こちらも数値は高いけど、問題なしとのこと。無茶飲みはいけませんよとのお話です。ピロリ菌の感染もありませんでした。
このドックの前に骨密度の検査を市役所で受けました。60歳の平均の120%、壮年の平均の101%の骨密度でこちらも異常なし。ひとまず安心です。
小さい頃はぶとう糖の注射を打って学校に行っていました。食の細い小さな子でした。今も小さいままです。小さいけどよく食べます。蓄えが効かないので食べただけ消費しているようです。60年間、お泊まりの入院をしたのは2回だけ。健康でいられることを感謝します。怖かった胃カメラが眠ったまま終わることを知りました。来年もまた検査を受けるつもりです。