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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

魚肉焼売

2017年08月29日 | おやつ

晴、25度、69%

 香港のストリートフードに「魚肉焼売」というものがあります。学校が集まっているところや人がよく通る街角に、夕方ともなればリヤカーに食べ物の店が出来ます。「小食」スナックです。その中でも子供に人気なのが「カレーボール」とこの「魚肉焼売」です。リヤカーの人は無許可の人もいれば許可を持った人もいます。そしてそれも昔の話となりました。今では、コンビニで売っています。

 蒸した「魚肉焼売」は甘い醤油と好みで辛味も足して、竹串で刺して食べます。3個で$10、などと書かれています。焼売ですが、飲茶ではメニュウにありません。あくまでもストリートフード、街角で食べる類のものです。おそらく、息子も学校帰りに食べていたに違いありません。主人だって、海に行くと小腹の足しに買い求めます。何の魚か?魚の白身に粉を混ぜて練ったものを焼売に仕立てたのが「魚肉焼売」です。何もつけないでも甘みがあります。カマボコよりも粉が多いと感じます。

 近年、スーパーで冷蔵の「魚肉焼売」が売られています。30個ほどの袋入りです。お盆に戻って来た主人が袋入り「魚肉焼売」を冷凍して持って来てくれました。私がこんな味でも恋しくなっているとお察しです。ちょうどいた息子たちに半分蒸して食べさせました。残りは私のものです。

 すっかり冷凍庫の隅に忘れていました。昨日のおやつは、「魚肉焼売」でした。袋入り「魚肉焼売」もメーカーによって味が違います。美味しいほうの「魚肉焼売」です。「こんなお皿ではなくて串刺しが似合うなあ。」と思って2個ほど口に放り込みました。香港の匂いがします。一気に気分は香港の街角を思い浮かべています。何もつけないで蒸したものを熱々で食べていました。ふと庭のシソの葉が目に入ります。庭に降りてシソを摘んで、 「紫蘇巻き魚肉焼売」の出来上がり。後味に残るくどさが消えてさっぱりです。

 東南アジアはどこに行ってもこうしたストリートフードがあります。香港人ならずとも香港で生活した人たちは「魚肉焼売」に懐かしさがあるはずです。こんなものがすぐ身近にあった生活が懐かしく思われました。

コメント
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